プロロジスは、2024年問題により需要が増えている小規模スペースニーズ(100坪以上)に対応する新サービス「CROWD SPACE OKAYAMA」の提供を開始します。施設の小規模利用を希望する企業と、物流会社・3PL企業をマッチングすることで、大型物流施設における小規模スペース利用を促進します。 |
物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役会長 兼CEO:山田 御酒)は、2025年8月竣工予定の物流施設「プロロジスパーク岡山」で小規模拠点開設を希望する企業向けサービス「CROWD SPACE OKAYAMA(クラウド スペース 岡山)」の提供を始めることを発表しました。
■ 物流の「2024年問題」で高まる需要にも対応
プロロジスは、2023年10月に「プロロジスパーク岡山」の開発決定を発表して以降、物流の「2024年問題」への対応を中心とした問い合せを受けています。問い合せの中には、数百坪程度といった小規模拠点開設を求めるものも多い状況です。「プロロジスパーク岡山」のような大型の先進的物流施設では、通常1,500坪程度からの賃借が一般的ですが、小規模拠点のニーズにも応えるべく同サービスが企画されました。
対象となるのは、100坪以上で「プロロジスパーク岡山」の利用を希望する荷主等の企業です。企業の担当者は、プラットフォームに企業名やニーズ内容などの基本情報を登録。その後、プロロジスの担当者と直接面談し、必要な規模・期間や荷物の種類などの細かい内容のヒアリングを受けます。条件が当てはまると、「もう少し受託荷物があれば借りたい」と考えている物流会社や3PL企業等とのマッチングが図られ、一つの区画を複数の企業でシェアしたり、3PLへ荷物を預けることによって「プロロジスパーク岡山」を利用することができます。プロロジスはこれまでにも物流会社や3PLへの営業協力の一環として荷主の照会を行ってきましたが、「CROWD SPACE OKAYAMA」の開始によって一層効率的なマッチングが可能となります。会員登録は、QRコード、もしくは下記URLから可能です。
24年問題を見据えた小型物流拠点の需要は他の地域でも高まっており、プロロジスは「プロロジスパーク岡山」以外の物流施設でも、今後同サービスの実施を検討してまいります。
■「プロロジスパーク岡山」について
「プロロジスパーク岡山」は約16,600㎡の敷地に、地上4階建て、延床面積約35,000㎡のマルチテナント型物流施設として開発します。開発地は、山陽自動車道と瀬戸中央自動車道が結節する「早島IC」まで約3.5km、山陽自動車道「倉敷IC」から約9km。2時間圏内で中四国エリアの主要都市(広島・岡山・倉敷・福山・高松・高知)をカバーできます。
■ 小規模拠点を希望する企業向けのサービス
プロロジスはこれまでにも、小規模拠点を希望する企業向けに新たなソリューションを提供してきました。
千葉県八千代市の「プロロジスパーク八千代1」内では、小規模EC事業者向けのフルフィルメントサービスを提供する専用区画「THE CUBE」を開設。STOCKCREW社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村慶彦)との協業により、小規模EC事業者向けのフルフィルメントサービスを提供しています。「THE CUBE」は、小規模事業者のハードルとなりやすい初期費用および固定費の投資が不要で、1点から荷物を預けることが可能です。配送面でも、大手配送キャリアとの連携が決定しており、荷物の保管・庫内作業から配送まで一気通貫の高品質な物流サービスを提供。小規模EC事業者の成長を物流面からサポートしています。
(2023年10月5日発表「プロロジス、小規模EC事業者の物流オペレーション支援を目的に、STOCKCREWと業務提携」)
千葉県習志野市の「プロロジスパーク習志野5」では、分割工事を実施し、小分割区画を設けて、物流会社や荷主企業など、さまざまな業種業態が最小136坪からの利用が出来るようになりました。同区画では大型トラックに対応したトラックバースも使用でき、営業倉庫の許認可も取得が可能となっています。
THE CUBEで稼働する自立自走型ロボット(AMR) | 「プロロジスパーク習志野5」 |
---|---|
|
|