プロロジスにとって重要な4つのステークホルダー
プロロジスの社会貢献と企業としての責任範囲は、従業員、カスタマー、地域社会、サプライヤー、投資家を含む全てのステークホルダーにおよびます。プロロジスの従業員は良き企業市民として、事業において関わる全ての地域社会に貢献できるよう努めています。
また、プロロジスは、ステークホルダーとの強固で長期的な関係を構築できるような革新的な取組みに日々精進し、我々が影響を与えるあらゆるステークホルダーに利益をもたらすよう努めています。
従業員
プロロジスはインクルーシブな文化や多様性に富む職場環境を醸成し、また能力開発の機会や魅力的な福利厚生を従業員へ提供します。
カスタマー
プロロジスは、カスタマーに物流施設を超えた付加価値を提供するための新しい方法を常に追求しています。施設内のエネルギー効率の向上・再生可能エネルギーの導入に加えて、物流オペレーションの効率化をサポートするサービスをご提供しています。
地域社会
プロロジスは、地域の慈善団体への支援、助けを必要とする人々のためにボランティア活動など、施設を開発する世界中のコミュニティの良き一員でありパートナーであることに誇りをもって事業に取り組んでいます。
投資家
プロロジスは、持続可能性を追求することが投資家との共通価値を創造するために不可欠であると認識しています。投資家が必要とする情報を提供するため、プロロジスは投資家への情報開示を引き続き向上させるよう取り組んでまいります。
地域社会への貢献
プロロジスとその従業員は、事業活動において関わる全ての地域社会へ貢献できるよう努めています。
- ボランティア活動の企画と参加
- 行政団体との防災協定締結
- 物流施設における防災訓練の実施
IMPACT Day
「IMPACT Day」は、全世界のプロロジス従業員がオフィスを離れて、教育や福祉、環境などに関連する各種NPO団体と協力し、各国でボランティア活動に従事する1日です。
日本では東京と大阪に分かれて、それぞれで地域社会に根差した活動に取り組んでいます。
BCPおよび地域社会における災害対策
プロロジスは、災害時にも社会インフラである物流活動を停滞させないため、災害に強い物流施設を開発しています。また、施設運営においては行政団体と連携して防災協定を締結するとともに、防災訓練も毎年実施しています。
■ 防災協定の締結
プロロジスは日本において、施設が立地する地域の自治体との防災協定締結を積極的に進めています。自然災害が発生時した際に緊急避難場所や駐車スペースの提供を行います。※防災協定の内容は、自治体との取り決めにより決定しています。
災害支援協定を締結している 自治体・行政機関 | 締結年 |
---|---|
岩手県紫波郡矢巾町 | 2024 |
茨城県古河市 | 2023 |
大阪府大阪市 | 2022 |
埼玉県草加市 | 2022 |
宮城県岩沼市 | 2022 |
千葉県八千代市 | 2022 |
東京消防庁 | 2021 |
京都府京田辺市 | 2021 |
埼玉県川島町 | 2021 |
神奈川県 | 2021 |
神奈川県座間市 | 2021 |
千葉県千葉市 | 2020 |
兵庫県川辺郡猪名川町 | 2019 |
■ 防災訓練の実施
プロロジスでは、物流施設に入居するカスタマーや行政団体と協力して、火災や地震の災害に備えた防災訓練を実施しています。
「プロロジスパーク猪名川2」における大規模防災訓練
兵庫県猪名川町で運営中の物流施設「プロロジスパーク猪名川2」では、2023年10月に行政と合同で約200名が参加した大規模な防災訓練を実施。土砂災害を想定した本格的な訓練を行いました。
「プロロジスパーク市川1」における大規模防災訓練
千葉県市川市で運営中の物流施設「プロロジスパーク市川1」では、2018年11月に、市川市消防局の要請に協力し、市川市消防局・市川市消防団・浦安市消防局と共同で、大規模な合同避難・防災訓練を実施しました。
物流業界への貢献
プロロジスは、物流・ロジスティクス業界の人材育成および業界の創造的な進化を支援するための活動に取り組んでいます。
また、プロロジスの代表取締役会長兼CEOである山田御酒は、一般社団法人不動産協会における物流事業委員会の委員長を務めています。日本の物流不動産業界を代表し、政策・税制に関する改正要望や統一ルールの制定などにおいてイニシアチブを執っています。
プロロジス財団
米国本社では2001年に「プロロジス財団」を設立。日本においても、2019年に「一般財団法人プロロジス財団」設立しました。両財団は、教育、環境、福祉への支援を軸に活動を行っており、米国では、世界の非営利団体への出資やマッチングギフト、ボランティア活動などに取り組んでいます。
コミュニティ・ワークフォース・イニシアティブ
プロロジスは2018年、カリフォルニアにおいて「コミュニティ・ワークフォース・イニシアティブ」(Community Workforce Initiaticve、以下、CWI)を発足しました。
CWIは、物流や流通、運送業界において人手不足が顕著となる中、プロロジスは地域の職業斡旋プログラムと連携して、物流業界への就職希望者に就職斡旋サービスを提供するとともに、メンターシップやスキルアップトレー二ング、インターンシッププログラムを提供する取り組みとして始まりました。CWIのパートナーシップを通じて、カスタマーの雇用確保や人材ネットワーク拡大の取り組みをサポートし、カスタマーへ貢献するだけでなく、地域経済の活性化や雇用機会創出に寄与することを目指しています。
■ グローバルにおけるCWIの活動
グローバルにおいては、米国の労働力や教育システムの転換を推進している非営利組織JFF(Jobs for the Future)と提携して、オンライントレーニングのプラットフォーム構築およびロジスティクスのカリキュラムを提供しています。
本取り組みは、2021年に米国の6都市において、提供を開始が始まりました。2025年末までに、25,000人のジョブトレーニングを実施し、物流業界への就労を支援するという目標を掲げています。
■ 日本におけるCWIの活動
日本では株式会社ジャパンクリエイトと提携して、プロロジスパークで就労している方を対象としてフォークリフト運転技能講習を無償提供しました。
就活応援奨学金の提供
一般財団法人プロロジス財団では、児童養護施設から進学し、就職を目指す学生の皆さまを支援する「プロロジス 就活応援奨学金」プログラムを提供しています。
対象となるのは、児童養護施設から大学、短大、専門学校、高等専門学校に進学、在学中で、就職活動に臨む皆様です。経済的な不安を少しでも軽減した上で就職活動に取り組んでいただけるよう、返済不要の奨学金で支援します。
※本奨学金制度は、公益社団法人 日本フィランソロピー協会のご協力により実施しています。