関西におけるプロロジスの物流施設展開

2000年代初頭から大阪南港周辺や兵庫県尼崎市など湾岸部を中心に大型の物流施設を開発し、マーケットを牽引してきました。近年では、新名神高速道路の全線開通に合わせて、2016年に竣工した「プロロジスパーク茨木」を皮切りに、関西内陸部での施設開発を加速。新名神の開通により、京阪神の消費地への配送のみならず広域アクセスも容易な立地が評価されています。

関西における物流施設開発実績
2004年大阪南港にプロロジス初の免震構造を採用したマルチテナント型物流施設を開発
2006年~兵庫県尼崎市や、大阪湾の人工島・舞洲に複数のBTS型物流施設とマルチテナント型物流施設を開発
2013年~神戸市内陸部に物流施設の集積パークを開発
2016年~新名神高速道路の延伸を見据えて、大阪府茨城市・京都府京田辺市・兵庫県猪名川町の関西内陸部に物流施設を開発

これらの先進的物流施設は、関西全域への戦略拠点や東西への中継拠点として物流・荷主各社に活用されています。

プロロジス猪名川プロジェクト(全体|6436)
プロロジス猪名川プロジェクト
関西マーケット施設イメージ(京田辺鳥瞰|6436)
プロロジスパーク京田辺

関西の物流施設とマーケット特性

西日本全域の物流ハブである関西エリア。東西への中継点としての役割に加えて、大阪・神戸を中心に食品、医薬品、工作機械や部品など、メーカーが多数立地するため、物流ニーズの裾野は広いと言えます。

大阪湾岸部は、2000年代中頃からプロロジスによる大型物流施設の供給がスタートし、今では一大物流エリアとなりました。2010年頃からは大阪内陸部へと開発が拡大。現在もっとも注目されているのは、西日本の大動脈である名神・新名神高速道路エリアです。空港や大阪湾、消費地へのアクセス利便性を重視した湾岸部と、高速道路を利用した広域配送と消費地へのアクセスに優れた内陸部。この2大エリアを中心に物流施設が立地しています。

関西における大型用地不足と物流施設の老朽化

関西エリアは、山が多く平地が少ないため、大型物流施設の開発に適した建設用地は限定的です。特に関西内陸部は、需要の高さに反してこの傾向が顕著です。地域行政と長期にわたり協議し、用途変更などのプロセスを経てあらたな土地を創ることができる物流不動産デベロッパーも限られています。

湾岸部は人口が少なく、労働力確保も課題です。さらに、倉庫・物流施設の老朽化が進んでいます。1970年代以前に建てられた倉庫・物流施設も40%以上*(*国土交通省調べ)にのぼり、耐震化や機能更新が求められています。また、これらの既存倉庫は住居系用途地域に混在立地しているケースも多く、交通、環境などの面においても地域への配慮と対策が必要です。

施設老朽化

経年により耐久性・昨日の更新が必要

住宅地との混在

老朽化施設が住居系用途地域に混在立地し、交通・環境面での配慮が必要

労働力不足

庫内作業員やトラックドライバーの確保が難しい

事業所の建設年代の割合

関西マーケットデータ(事業所建設年代割合|128)

建設から30年以上経過した事業所は施設の老朽化が懸念される

国土交通省近畿地方整備局「京阪神都市圏における物流の傾向」より作成

住居地との混在状況

関西マーケットデータ(住居地との混在状況v2|128)

建設から30年以上経過している物流機能を保有する事業所が、住居系用途地域に混在しており、道路交通や環境面での影響が懸念される

国土交通省近畿地方整備局「京阪神都市圏における物流の傾向」より作成

プロロジスの先進的物流施設がもたらす関西エリアの物流課題解決

プロロジスは、高速道路の延伸を見据えて地域行政と連携して土地を創るなど、さまざまな開発手法で関西エリアに物流好適地を創出

アクセス性や雇用確保、防災性に優れた立地に、地域コミュニティと良好な関係を築いて開発を行っています。最新鋭の設備を備えた先進的物流施設で、関西エリアが抱える物流課題を解決します。

  • ワンフロア面積が広く、自動化設備や大型マテハンを導入可能
  • ランプウェイやスロープにより大型トラックが上階へ直接アクセスできるので、各階で荷下ろし・積み込み作業可能
  • 地震・台風・水害等を想定した施設計画と運営サポート
  • 地域の雇用創出と経済活性化への貢献
  • 環境に配慮した施設開発とエネルギー事業推進により、入居企業のESGコミットメントに貢献
関西マーケット施設イメージ(猪名川2防災訓練|6436)
地域と協力して防災訓練を実施(プロロジスパーク猪名川2)
関西マーケット施設イメージ(京田辺太陽光パネル|6436)
物流施設に設置された太陽光発電パネル(プロロジスパーク京田辺)

関西の物流拠点分散・物流効率化のため選ばれるプロロジスパーク

プロロジスは、災害を見据えた物流拠点分散や、労働力確保の観点から、関西エリアの物流好適地に施設開発を進めています。
また、プロロジスの先進的物流施設は、物流業務の効率化・省人化が求められる「物流の 2024年問題」対策としても選ばれています。

プロロジスパーク大阪2(外観|37528)
大阪市此花区|舞洲に立地する大型物流施設

プロロジスパーク大阪2

プロロジスパーク堺(完成イメージ|37528)
大阪府堺市|希少な阪南エリア内陸部に計画中の物流施設

プロロジスパーク堺

プロロジスパーク豊中(完成イメージ|6436)
大阪府豊中市|ラストマイル拠点のBTS型物流施設

プロロジスパーク豊中

プロロジスの物流ソリューション

プロロジスは先進的物流施設の開発にとどまらず、長年の施設開発の知見を活かした専門家人材による運営ソリューションを提供することで、物流・荷主各社の課題解決をサポートしています。

  • 物流コンサルティングチームによる物流業務の自動化・効率化・拠点立ち上げ等の支援
    プロロジスのコンサルティングサービス
  • 物流DX導入による庫内作業の可視化と物流業務の効率化
  • ギグワーカー活用による人材雇用支援

物流施設をお探しの方や不動産資産の有効活用まで
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