~年内には、物流主要マーケット9都市であらたに展開~
物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(NYSE:PLD、日本本社:東京都千代田区丸の内)は、「コミュニティ・ワークフォース・イニシアティブ」(CWI)の教育プログラムの提供対象を、米国の主要6都市に拡充します。これにより、物流分野で仕事を探す求職者にさらなる教育機会を提供してまいります。
プロロジスCWIは、米国の労働力・教育システムの変革を推進する非営利組織JFF(Jobs for the Future)と協働し、今後2年間で、ダラス(テキサス州)、トレイシー(カリフォルニア州)、ロングビーチ(カリフォルニア州)、シカゴ(イリノイ州)、ラスベガス(ネバダ州)、アトランタ(ジョージア州)の6都市において、運輸・配送・物流分野のトレーニングを10,000人に提供します。また、2021年末までに、米国の9つの主要物流マーケットにおいてあらたにプログラムの提供を開始します。この取り組みは、プロロジスCWIが掲げる「2025年までに25,000人のトレーニングを実施する」という目標に沿ったものです。
プロロジス会長 兼CEOのハミード R. モガダムは「すぐに働けるようなスキルのある人材は、当社のカスタマーの間でもかつてないほど需要が高まっています。需要が高く充実したキャリアにつながるスキルの習得をサポートすることは、労働者、雇用主、地域コミュニティにとって有益です。このプログラムは、キャリア機会を創出するだけにととまらず、当社が事業を展開する地域コミュニティを強くするとともに、物流業界が健全で回復力を持った産業であり続けるよう長期的に支えることができます。」と述べました。
JFFの代表取締役兼CEOのマリア・フリンは「求職者が物流業界に入り、成長に向けて必要なキャリアパスを構築するために、プロロジスは重要な投資をしています。プロロジスとともにこのプログラムを創りあげ、このたびそれを拡大できること、また、米国の労働者が急伸する物流業界において機会を掴み向上することを手助けしているプロロジスを支援することができ、非常に嬉しく思います。」と述べました。
■ トレーニングを受けた人材への高い需要
米国労働統計局によると、配送・物流における雇用は、2022年に162万人(コロナ禍以前の2019年比で29%増)に達するとしています。運輸、物流施設・倉庫および関連業種では、2031年までにさらに約735,000の新規雇用が見込まれています。
プロロジスの教育訓練プログラムはオンラインで提供されており、求職者から高い支持を得ています。完全モバイル対応で、最新のテクノロジーを取り入れたカリキュラムであり、コロナ禍以降、数千人がアクセスしました。さらに、全米各地の地元の非営利組織と連携することで、より効果的により多くの求職者を支援することができます。
国際物流大手でありプロロジスのカスタマーでもあるGEODIS社の人事シニアバイスプレジデント、シャノン・レフラーは、「物流業界が急速に成長し進化し続ける中で、優秀な従業員を惹きつけ働き続けてもらうためには、教育とトレーニングの提供が欠かせません。プロロジスCWIが養成する人材を採用できることを楽しみにしています。企業にとっても従業員にとってもウィンウィンの取り組みです。」と述べました。
■「コミュニティ・ワークフォース・イニシアティブ」(CWI)について
「コミュニティ・ワークフォース・イニシアティブ」(CWI)は、優秀な人材の確保・雇用継続が困難になりつつある物流業界の課題を受けて、2018年に開始した取り組みであり、求職者にトレーニングと就職支援を提供します。JFFとともに立ち上げたオンラインの教育訓練プログラムは、労働者に不可欠なスキルや、配送・物流業界におけるベストプラクティスについて教育を行います。就職支援のため、CWIは地域のワークフォース・デベロップメント・ボード(労働力発展開発委員会)や就労支援プログラムとも連携し、求職者が雇用機会やキャリアガイダンス、就労支援を受けられるようサポートしています。
■ ASCMサプラインチェーン・ウェアハウジング(倉庫業)認証プログラム
プロロジスCWIは、Association for Supply Chain Management (サプライチェーンマネジメント協会、以下ASCM)とともに開発した「サプラインチェーン・ウェアハウジング(倉庫業)認証」を通して、倉庫業に従事する優秀な人材育成も支援しています。物流業界で成果を出すための行動特性・スキルの習得を支援する他に類を見ない認証プログラムであり、ASCMが運営を行います。オンラインコースを修了後に試験に合格した履修生には、修了証書やオンライン履歴書用のデジタル記章(デジタルバッジ)を授与します。プログラムは国際3PL大手NFI社や国際物流大手GEODIS社を含む複数のプロロジスカスタマーの協力のもと開発されました。
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