施設の管理担当者である矢田貝は、24時間止めることのできない物流を支える仕事に社会的意義を感じています。また、個人ではなくチームで改善を積み重ねることができることも達成感に繋がっていると言います。

 

オペレーション部

矢田貝 真奈

2016年入社。プロロジスが運営する関東の物流施設の管理・運営およびカスタマ―対応を担当。プロロジス入社以前は、商業施設やオフィスビルの管理運営業務、リーシング業務などに従事。

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入社の決め手は?

お客様と長期のお付き合いが可能  プロロジスは、自社で物流施設を開発し管理運営まで一貫して行っています。オーナーが頻繁に変わることがないので、施設の管理担当者として長期的にお客様とお付き合いできる点に魅力を感じました。

入社して意外だったことは?

物件管理でもお客様との関係を重視  前職では、私募ファンドなどで保有する不動産の管理運営を担当していました。当時はカスタマーサービスの向上といった視点は求められず、物件管理はコストありきで判断していました。

一方プロロジスでは、会社・グループ全体が皆、お客様を非常に大事にしていることがカルチャーショックでしたね。本来コストをかけたくない安定稼働物件(日本プロロジスリート投資法人での保有物件)であっても、お客様の困りごとや、施設価値・サービスの向上について真剣に検討するのを目の当たりにして、当初はとても驚きました。

複数拠点でリピート入居して頂けるお客様が多いこともあり、お客様との長期的な信頼関係を大切にしているのだと思います。皆が「自社グループで開発した施設」という思い入れを持っていることも、物件管理に対して真剣なのことの一因かもしれません。

担当業務のやりがいは?

社会的意義と、チームで改善を積み重ねる達成感  施設管理の仕事は、どんなときも「物流施設がきちんと稼働し続けられる」状態にしておくことが求められます。例えば、シャッターに不具合が出てトラックの入出庫ができないと、入居企業様の業務に影響があるのはもちろん、物が届かないと社会的にも影響があり責任の大きさを感じます。24時間とまらない物流を陰ながら支える仕事なので、物流施設を動かし続けることの社会的意義の大きさを日々感じられることがやりがいにつながっています。

また、先輩方が過去に経験した事例が社内に豊富にあるので、担当施設に何か起きた時でもチームで検討することができ、いつも心強く感じています。実際に大型台風が施設を直撃し被害にあった際は、コンストラクション・マネジメント部と相談し、施設や設備に使用する部材の変更を検討したりといった対応をしました。より良い施設運営のために相談できる同僚がいて、すぐに改善することができるので日々達成感があります。

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印象に残る仕事は?

利益相反でも「残り20点は皆で取る」  私が管理を担当している物件で、結露が発生してしまったことがあります。原因は上階のお客様のご利用方法の不備によるものでした。コンストラクション・マネジメント部(設計部)と連携し、結露対応は早急に完了しましたが、問題は補償でした。当社を交えて、被害者側と加害者側での3者協議を続けましたが、お客様同士の利益相反となり、話がまとまるまでには約半年かかりました。

このようなケースでは全員が100%満足できる解決策に至ることはまれです。それでも「全員から80点」は必ず頂けるように心がけています。残りの20点は、開発部や営業部など部署を超えて同僚の力を借り、会社全体で積み上げています。お客様と長期的な関係があるので、さまざまな場面で挽回させて頂ける機会があることもありがたいですね。

※所属表記および記事につきましては、取材当時の内容に基づいています。

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