プロロジス(世界本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ、NYSE:PLD)は、2021年10月15日(現地時間)に2021年第3四半期(7月~9月)の決算結果を発表しました。
プロロジス会長 兼CEOのハミード R. モガダムは、「第3四半期の業績は、記録的なマーケット賃料の上昇および資産価値の向上に支えられています。好調な運営状況は、需要をけん引する構造的要因によって形作られています。空前の空室率の低さを受けて、当社が展開するマーケットの物流スペースも空きがありません。」と述べました。
最高財務責任者のトーマス S. オリンガーは、「当社決算のポテンシャルは無比のものです。既存契約賃料と現在のマーケット賃料の差が22%におよぶ点、資産価値向上によるファンド運営からの手数料収入の増加、銀行借り入れ余力、210億ドル相当の開発余力を有する土地、そしてグローバル展開による幅広い投資機会によって、当社が現在の市況から得ている利益は将来的にさらに増大していくと言えます。」と述べました。
2021年 第3四半期 |
2020年 第3四半期 |
備考 | |
1株あたり純利益 | 0.97ドル | 0.40ドル | |
1株あたりのコアFFO* | 1.04ドル | 0.90ドル | |
運営中施設平均稼働率 | 96.6%* | 95.3% | *第2四半期比で0.6%増、2021年 9月末時点で98.0%賃貸契約済み |
賃貸借契約締結 | 約460万㎡ | 約45万㎡ | |
既存施設契約更改率 | 79.3% | 72.8% | |
既存施設におけるリース契約時の実質賃金上昇率 | 22.2% | 22.8% | |
同一施設NOI上昇率(プロロジス持分) | 6.7% | 2.2% |
- 約20億7,100万ドル(約2,278億1,000万円)の投資
- 約15億3,800万ドル(約1,691億8,000万円)の新規開発スタート
- 約5億3,300万ドル(約586億3,000万円)の物流施設を取得
- 約5億9,600万ドル(約655億6,000万円)の物流施設を安定稼働へ
- 約13億8,700万ドル(約1,525億7,000万円)の物流施設・開発用地を売却またはファンド移管(安定稼働後のキャップレートは4.1 %)
修正前 | 修正後 | |
1株あたりの純利益 | 3.80~3.14ドル | 3.64~3.68ドル |
1株あたりのコアFFO | 4.04~4.08ドル | 4.11~4.13ドル |
施設平均稼働率 | 96.25%~96.75% | 96.25%~96.75% |
同一施設のNOI上昇率 (プロロジス持分) |
5.25%~5.75% | 5.75%~6.00% |
ストラテジック キャピタルからの収益 (ファンド運営からの 手数料収入を含む) |
4億8,000万ドル~4億9,000万ドル |
5億2,000万ドル~5億2,500万ドル (約572億円~577億5,000万円) |
一般管理費 | 2億9,500万ドル~3億500万ドル (約324億5,000万円~335億5,000万円) |
2億9,500万ドル~3億ドル (約324億5,000万円~330億円) |
保有物流施設の 安定稼働化 |
29億ドル~32億ドル (約3,190億円~3,520億円) |
30億ドル~32億ドル (約3,300億円~3,520億円) |
開発着手 | 35億ドル~39億ドル (約3,850億円~4,290億円) |
41億ドル~44億ドル (約4,510億円~4,840億円) |
物流施設の取得 | 15億ドル~21億ドル (約1,650億円~2,310億円) |
22億ドル~26億ドル (約2,420億円~2,860億円) |
物流施設・開発用地 の売却 |
26億ドル~30億ドル (約2,860億円~3,300億円) |
33億ドル~36億ドル (約3,630億円~3,960億円) |
物流施設の移管 | 24億ドル~28億ドル (約2,640億円~3,080億円) |
24億ドル~28億ドル (約2,640億円~3,080億円) |
開発利益 | 7億7,050万ドル~8億2,500万ドル (約852億5,000万円~907億5,000万円) |
7億7,500万ドル~8億2,500万ドル (約852億5,000万円~907億5,000万円) |
* 1米ドル=110円換算