物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(NYSE:PLD、日本本社:東京都千代田区丸の内)は、英国のチャールズ皇太子が創設した「テラカルタ勲章」を授与されたと発表しました。
チャールズ皇太子が創設した「持続可能な市場のためのイニシアティブ(Sustainable Markets Initiative)」は、テラカルタ憲章を体現する企業に対して「2021年テラカルタ勲章」を授与しました。勲章を受章したのは、革新的な取り組みで「地球を根本的により持続可能性のある軌道にのせること」に寄与し、サステナビリティにおいてリーダーシップを発揮した企業、世界45社です。
プロロジスは、数十年にわたり、サステナブルな施設開発と最先端技術の活用、イノベーションに注力してきました。世界最大の物流不動産開発・運営企業として、今後世界で行う新規物流施設の開発および再開発のすべてについて、環境認証を取得することを宣言しています。
プロロジス会長 兼CEOのハミード R. モガダムは、「よりサステナブルな未来を形作るために、チャールズ皇太子殿下および『持続可能な市場のためのイニシアティブ』に協調できることを大変嬉しく思います。これは当社が長年にわたって取り組んできたことであり、現世代と次世代のためのより良い世界をつくるにあたって、当社が担うべき部分を実行しているのです。」と述べました。
チャールズ皇太子は、「テラカルタ勲章は、よりサステナブルで自然・人・地球を経済の中心に据える未来をつくるために、献身的な取り組みを行った組織を表彰するものです。地球を子どもや孫の世代に引き継いでいくためには、変化をもたらさなければなりません。表彰された企業は、献身的な活動を誓約し、我々が変化することを手助けしてくれています。」と述べました。
■ プロロジスの環境に対する取り組み
温室効果ガスの排出削減および排出削減目標達成への取り組みの一環として、プロロジスは2025年までに建設時のカーボンニュートラル100%達成をめざしています。また、入居カスタマーと協働し、運営上の温室効果ガス削減に取り組んでいます。加えて、2025年までに運営する物流施設において400メガワットの太陽光発電の達成を予定しています。さらに、グリーンボンド発行においても業界をリードしており、世界で行っているサステナブルな施設開発や再生可能エネルギープロジェクトへの資金源としています。
プロロジスは、定期的にマテリアリティ(重要課題)分析を行うことで、事業運営上の経済・環境・社会への影響をお知らせしています。この分析・報告は、内部および外部の幅広い視点をとらえるため、従業員、カスタマー、NPO、サプライヤーを含む多様なステークホルダーとともに実施しています。
■ テラカルタ憲章・テラカルタ勲章について
テラカルタ憲章は、民間企業が持つ改革力・革新性・資源を、自然の力と調和させることでサステナブルな未来を実現するための達成計画です。「持続可能な市場のためのイニシアティブ」での取り組みを具体化するものとして、2021年の気候変動サミットにおいて英国皇太子殿下が発表しました。
テラカルタ勲章は、真に持続的な社会をつくるために献身的に活動し、推進力を発揮したグローバル企業を表彰するもために創設されました。審査対象は、テラカルタ憲章に協調し、業界内でイノベーションとリーダーシップを発揮しており、国際的知名度のある科学的基準に基づいて「2050年までのネットゼロ」達成のための計画を作成している企業が対象であり、年次表彰を行います。
【テラカルタ勲章詳細(英語)】https://www.sustainable-markets.org/terra-carta-seal/intro/
【勲章受章企業一覧(英語)】https://www.sustainable-markets.org/terra-carta-seal/winners/
■ 持続可能な市場のためのイニシアティブ(Sustainable Markets Initiative)について
「持続可能な市場のためのイニシアティブ(Sustainable Markets Initiative)」は、2020年1月のダボス会議(世界経済フォーラム)英国皇太子殿下によって創設された、世界のCEOや民間企業のネットワークです。自然・社会・人・経済的資源のバランスに配慮することで、長期にわたる価値を創出し、持続的に反映可能な経済をめざすことを目的としています。