物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス（日本本社：東京都千代田区丸の内、代表取締役会長 兼 CEO ：山田 御酒）は、本日、福岡県小郡市において、「プロロジスパーク小郡」の竣工式を執り行ったと発表しました。

「プロロジスパーク小郡」は、総合物流企業である日本ロジテム株式会社のグループ企業、福岡ロジテム株式会社（本社：福岡県糟屋郡）専用のBTS型施設として開発されました。竣工式には、福岡ロジテム株式会社　代表取締役社長 小林 専司 氏をはじめ関係者の方々、小郡市　加地 良光 市長をはじめ関係者の方々、設計・施工を担当した西松建設株式会社　取締役常務執行役員　建築事業本部本部長 濵田 一豊 氏をはじめ関係者の方々、プロロジスからは代表取締役会長 兼CEOの山田 御酒らが参列し、施設の完成を祝いました。

プロロジスと小郡市は、2021年に、雇用や資材調達において地域住民・地元企業を優先することが盛り込まれた「立地協定」と、「環境保全に関する協定」を取り交わし、地域経済の振興や生活環境・自然環境の保全に配慮した施設開発を行いました。

■ 「プロロジスパーク小郡」 開発地：九州全域へ迅速にアクセス可能な、新たな物流中心地

「プロロジスパーク小郡」は、大分自動車道「筑後小郡IC」から約300mの至近に位置します。また、九州自動車道、大分自動車道、長崎自動車道や国道3号など、九州の東西南北を結ぶ主要な幹線道路の結節点「鳥栖JCT」から約5分の地点に立地しています。九州全域および福岡市内へアクセスしやすく、博多港、福岡空港などの物流ハブや近隣都市を結ぶ立地優位性を備えています。

物流の要所である「鳥栖JCT」周辺の土地供給が限られる中、プロロジスは、小郡エリアの高いポテンシャルを評価し、九州における新たな市場として開発に至りました。

開発地周辺は、地盤が強固であり、ハザードマップ上でも水害や浸水のリスクが極めて低いため、防災性・事業継続性の観点からも優れた立地です。また、「プロロジスパーク小郡」は、甘木鉄道「今隈駅」から徒歩約6分と通勤アクセスにも優れています。

■ 「プロロジスパーク小郡」 施設概要

「プロロジスパーク小郡」は、福岡ロジテム株式会社の専用（BTS型）物流施設として開発されました。約32,000㎡の敷地に延床面積約27,000㎡、地上2階建て片面バースの施設に、荷物用エレベーター2台、垂直搬送機3台を備えています。

敷地内には、化粧品やアルコール類などの保管にも適した危険物倉庫4棟を併設しました。また、広い敷地を活かして、140台の乗用車駐車場に加えて、17台のトラック待機場やトラックドライバー用のトイレを整備し、多数のトラックが同時に出入り可能な設計としました。34台のトラックバースには大庇を採用することで荷捌き効率を高め、雨天時にも作業がしやすい環境を整えています。また、入居企業の要望により、倉庫内の一部は冷蔵倉庫対応となっており、食品を含めた多様な荷物の輸配送拠点として利用可能です。

環境負荷軽減の一環として、全館に人感センサー付きLED照明を採用し、中でも倉庫には、通常のLED照明比で電力使用量を半減できる高天井用センサー付きインテリジェントLED照明（プロロジス共同開発）を設置しました。屋根面には約750キロワットの太陽光発電の設置を予定しています。これらの取り組みにより、CASBEE（建築環境総合性能評価システム）AランクおよびBELS（建築物省エネルギー性能表示制度）を取得予定です。

■ 九州マーケットにおけるプロロジス

九州マーケットにおいては、2008年に竣工したマルチテナント型物流施設を皮切りに、福岡・鳥栖エリアを中心に6棟*の物流施設を開発し、現在は「プロロジスパーク鳥栖2」「プロロジスパーク鳥栖4」「プロロジスパーク北九州」を運営中です。小郡エリアは、福岡・鳥栖に続く、九州マーケットにおける新たな市場開拓です。 

プロロジスは、今後もお客様のニーズにお応えすべく、物流施設の開発・運営を進めてまいります。