プロロジス(世界本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ、NYSE:PLD)は、2021年7月19日(現地時間)に2021年第2四半期(4月~6月)の決算結果を発表しました。
プロロジス会長 兼CEOのハミード R. モガダムは、「第2四半期の卓説した業績は、グローバルのポートフォリオの質、カスタマーとの関係、従業員の実行力によるものです。物流スペースへの需要は強固かつ多様であり、事業運営環境は過去38年の当社史上でもっとも健全な状態が続いています。マーケットにおける空室率は過去最低で、賃料と資産価値の記録的な上昇へとつながりました。」と述べました。
最高財務責任者のトーマス S. オリンガーは、「ガイダンス(収益予想)を再び全面的に上方修正しました。昨対のコアFFOは、ファンド運営からの手数料収入を除いた中間値で12.8%、分配金支払後に13億ドルのフリーキャッシュフローを創出できると予測しています。また、既存契約賃料と現在のマーケット賃料の差が17%近くに及ぶこと、180億ドル相当の開発余力を有する土地、そして業界随一のバランスシートによって、将来的な成長見通しも有望です。」と述べました。
2021年第2四半期 | 2020年第2四半期 | 備考 | |
1株あたり純利益 | 0.81ドル | 0.54ドル | |
1株あたりのコアFFO* | 1.01ドル | 1.11ドル | *ファンド運営からの手数料収入0.23ドルを含む |
運営中施設平均稼働率 | 96.0%* | 95.4% | *第1四半期比で0.6%増 |
賃貸借契約締結 | 約455万m2 | 約390万m2 | |
既存施設契約更改率 | 70.8% | 80.9% | |
既存施設におけるリース契約時の実質賃金上昇率 | 21.2% | 18.1% | |
同一施設NOI上昇率(プロロジス持分) | 5.8% | 2.9% |
- 約11億1,800万ドル(約1,229億8,000万円)の投資
- 約6億8,700万ドル(約755億7,000万円)の新規開発スタート
- 約4億3,100万ドル(約474億1,000万円)の物流施設を取得
- 約7億6,000万ドル(約836億円)の物流施設を安定稼働へ
- 約12億5,700万ドル(約1,382億7,000万円)の物流施設・開発用地を売却またはファンド移管(安定稼働後のキャップレートは4.6 %)
修正前 | 修正後 | |
1株あたりの純利益 | 2.80~2.90ドル | 3.08~3.14ドル |
1株あたりのコアFFO | 3.96~4.02ドル | 4.04~4.08ドル |
施設平均稼働率 | 96.25%~96.75% | 96.25%~96.75% |
同一施設のNOI上昇率 (プロロジス持分) |
4.5%~5.0% | 5.25%~5.75% |
ストラテジック キャピタルからの収益 (ファンド運営からの 手数料収入を含む) |
4億6,600万ドル~4億7,600万ドル |
4億8,000万ドル~4億9,000万ドル (約528億円~539億円) |
一般管理費 | 2億9,500万ドル~3億500万ドル (約324億5,000万円~335億5,000万円) |
2億9,500万ドル~3億500万ドル (約324億5,000万円~335億5,000万円) |
保有物流施設の 安定稼働化 |
27億ドル~30億ドル (約2,970億円~3,300億円) |
29億ドル~32億ドル (約3,190億円~3,520億円) |
開発着手 | 32億5,000万ドル~36億5,000万ドル (約3,575億円~4,015億円) |
35億ドル~39億ドル (約3,850億円~4,290億円) |
物流施設の取得 | 14億ドル~20億ドル (約1,540億円~2,200億円) |
15億ドル~21億ドル (約1,650億円~2,310億円) |
物流施設の移管 | 21億5,000万ドル~25億5,000万ドル (約2,365億円~2,805億円) |
24億ドル~28億ドル (約2,640億円~3,080億円) |
物流施設・開発用地 の売却 |
21億ドル~25億ドル (約2,310億円~2,750億円) |
26億ドル~30億ドル (約2,860億円~3,300億円) |
開発利益 | 7億ドル~8億ドル (約770億円~880億円) |
7億7,500万ドル~8億2,500万ドル (約852億5,000万円~907億5,000万円) |
* 1米ドル=110円換算
※ 本資料は2021年7月19日(現地時間)に世界本社で発表したリリースの抄訳です。