市場初の「動線可視化機能」などにより、2度目の受賞
物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内)と、赤外線センサーメーカーのアイキュージャパン株式会社(本社:滋賀県栗東市、以下アイキュージャパン)が共同開発した「Lumiqs(ルミックス) メッシュネットワークシステム」が、2020年度省エネ大賞「省エネルギーセンター会長賞」を受賞したことを発表しました。
省エネ大賞は、一般財団法人 省エネルギーセンター が主催し、省エネルギー製品の普及促進などを目的に優れた製品やビジネスモデルを表彰する賞です。
「Lumiqs メッシュネットワークシステム」は、プロロジスとアイキュージャパンが2018年に共同開発した高天井用の人感センサー付きLEDベースライト「Lumiqs BL-640」を、タブレットで制御し使用状況を可視化できるシステムです。
物流施設の照明は一般的に壁面スイッチで操作し、場所や時間ごとの細かな設定はできません。一方、「Lumiqs メッシュネットワークシステム」では、人通りの多少などによって、タブレット上で任意の照明をグループ化することができ、グループごとに調光設定や点灯・消灯の制御が可能です。「Lumiqs メッシュネットワークシステム」を実際に導入したプロロジスの物流施設では、一般的な高天井用LEDベースライトに比べて電気使用量を53%*削減でき、従来製品の「Lumiqs BL-640」に比べても28%*の削減を達成しました。
また、「Lumiqs メッシュネットワークシステム」は、照明の使用状況や電力削減率を、時間・日・月の単位ごとに集計し、タブレットのダッシュボードで可視化が可能で、随時設定変更ができるため、電気使用量の削減に効果的に取り組むことができます。さらに、物流施設内の人の動線のヒートマップを表示する機能により、省エネや庫内オペレーションの効率化に活用することができます。
一般財団法人 省エネルギーセンターは、「Lumiqs メッシュネットワークシステム」の受賞理由として以下の点をあげています。
- 電波を透過しにくい鉄骨・RC構造の大型物流施設等において、現場のどこからでも制御可能
- 従来比28%の省エネを達成
- 特別な機器を導入せずにタブレットで照明の消費電力を確認できる「消費電力確認」、人通りの少ない場所を可視化する「動導線管理」という市場初機能により、さらに省エネが可能
プロロジスは今後も、物流施設の開発・運営にあたり、環境負荷軽減や物流業界への貢献に取り組んでまいります。