品川と足立に3つのマルチユース施設を展開
物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役社長:山田 御酒)は、都市型賃貸用物流施設「プロロジスアーバン」の提供を開始することを発表しました。
プロロジスは、Eコマースの急速な拡大により需要が高まっている都市部の物流拠点を、消費者や小売店舗に届く前の最終地点であることから”Last Touch ®”と呼称してます。「プロロジスアーバン」は、東京・ロンドン・ニューヨーク・パリ等、世界の人口集積都市において効率的な配送を実現するためにプロロジスが展開するLast Touch®の物流施設ブランドです。
国内においては、プロロジスはこれまでに、全国の主要消費地に近接した地域に先進的物流施設「プロロジスパーク」を100棟開発し、カスタマーに提供してきました。今後、Eコマースの伸長とともに、消費者へのラストワンマイル圏での物流施設需要が一層高まるとみて、このたび日本においても「プロロジスアーバン」の提供を開始します。将来的には、圏央道周辺など都市近郊の大型物流施設と、都市部の物流施設をネットワーク化して利用するニーズも広がるとみて、今後「プロロジスパーク」に加えて「プロロジスアーバン」の開発を加速させます。
「プロロジスアーバン」の国内第一号案件である「プロロジスアーバン東京品川1」は、6月末にすべての改修工事が完了しました。すでに一部のカスタマーによる運用が始まっていますが、本日より正式稼働となります。また、足立区入谷においては、2020年11月の竣工予定の「プロロジスアーバン東京足立1」を開発中であり、2021年の竣工をめざして「プロロジスアーバン東京足立2」を計画中です。
プロロジスアーバン東京品川1 : 館内物流機能を備え、ECやマルチユースに最適な一等地施設
■ 概要
品川区東品川の 「プロロジスアーバン東京品川1」は、りんかい線「品川シーサイド駅」徒歩5分、京浜急行線「青物横丁駅」徒歩7分に立地する都市型の物流施設です。延床面積約28,000㎡、地上6階建てで、1階および3-6階は倉庫スペースとして、2階は事務所スペースとして提供します。倉庫スペースは、最小100坪から1フロア最大1,200坪での利用が可能です。
1階には10tトラックが着車可能な荷捌きスペースを備えるほか、プロロジス初の試みとして、3・4階の入居企業にプロロジスのパートナー企業による館内物流のサービスを提供し、荷物の入出庫を代行します。5・6階の入居企業は、区画専用の荷物用エレベーターを利用することができます。
用途として、宅配便や、都心部の小売店舗へのラストワンマイル配送拠点、検品・ささげ業務を含むECフルフィルメント拠点として最適であるほか、公共交通機関でのアクセスに優れたロケーションであるため、ショールーム、撮影・音楽等のスタジオ、プロトタイプ製品の実験・開発拠点など、倉庫利用に留まらない多様な使い方にも対応可能です。
■ 賃貸状況
「プロロジスアーバン東京品川1」は、都内中心部に立地する希少性を評価され、賃貸面積5,400坪のうちすでに約80%において賃貸契約を締結済みです。ヤマト運輸株式会社(東京都中央区)や大手IT関連企業などと賃貸契約を締結し、3階・4階については引き続き入居企業を募集しています。ヤマト運輸は、都心部への配送を担うラストワンマイル拠点として利用する予定です。
名称 | プロロジスアーバン東京品川1 |
所在地 | 東京都品川区東品川3 丁目 28-25 |
敷地面積 | 8,961.96㎡(約2,710.99坪) |
延床面積 | 28,186.05㎡(約8,526.28坪) |
構造 | 地下1階、地上6階建て SRC造 |
改修完了 | 2020年6月 |
プロロジスアーバン東京足立1 : 700坪からの小規模利用で専用貨物用エレベーターが利用可能
「プロロジスアーバン東京足立1」は、足立区入谷において約2,600㎡の敷地に3階建て延床面積約5,200㎡の都市型物流施設として開発中です。竣工は2020年11月を予定し、入居企業を募集しています。
最大賃貸面積は1,500坪であり、700坪と800坪の2区画に分割し、2社への賃貸が可能です。荷物用エレベーターを2基備え、区画ごとの専用利用が可能な計画となっています。
立地は、日暮里・舎人ライナー「舎人公園」駅、「舎人」駅からいずれも約18分と公共交通機関も利用しやすく、従業員確保にも有利な立地です。
名称 | プロロジスアーバン東京足立1 |
所在地 | 東京都足立区入谷7-18 |
敷地面積 | 2,551.43㎡(711.81坪) |
延床面積 | 5,171.03㎡(1,564.24坪) |
構造 | 地上3階建、S造 |
着工 | 2020年2月 |
竣工予定 | 2020年11月 |
プロロジスアーバン東京足立2 : 500坪から利用できる、東京都初のスロープ付き賃貸用物流施設
「プロロジスアーバン東京足立2」は、約3,200㎡の敷地に3階建て延床面積約6,400㎡の都市型物流施設として開発されます。
最大賃貸面積は1,800坪、最小500坪からの利用を可能とする計画で、入居企業を募集しています。コンパクトな施設ですが、4tトラックが直接2階にアクセスできるスロープを併設しており、フロアを分けて2社への賃貸が可能です。荷物の縦動線として、荷物用エレベーターも2基備えています。東京都における同規模の賃貸用物流施設として、スロープを備えた物件は市場初であり、配送リードタイム短縮を求める小規模利用のカスタマーに新たな選択肢を提供します。
1階は、都市型配送拠点としての機能に特化し、配送車の全面乗入を想定して泡消火設備を装備します。2tトラックであれば20台が同時に着車できる計画となっています。
開発地は、日暮里・舎人ライナー「見沼代親水公園」駅および「舎人」駅からいずれも2km圏内であり、周辺には住宅地も多く従業員確保にも有利な環境です。
名称 | プロロジスアーバン東京足立2 |
所在地 | 東京都足立区入谷9-10-10 |
敷地面積 | 3,125.19㎡(945.37坪) |
延床面積 | 6,430.22㎡(1,945.14坪) |
構造 | 地上3階建、S造 |
着工予定 | 2020年 |
竣工予定 | 2021年 |
プロロジスは、今後も大型の先進的物流施設「プロロジスパーク」と、都市部における「プロロジスアーバン」を展開し、お客様の多様な物流ニーズに最新鋭の物流施設でお応えしてまいります。