事業面積約45万㎡、官民一体となり整備する国内最大級の物流施設集積拠点
物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内)は、本日、兵庫県川辺郡猪名川町において、先進的物流施設の集積拠点となる産業団地「プロロジス猪名川プロジェクト」造成工事の起工式を挙行しました。
猪名川町は、町南部に位置する約44.5haの町有地を産業拠点地区と位置づけ、開発事業者となる民間事業者を2015年7月に募集していました。プロロジスは、物流施設の集積拠点を開発、運営する提案を行い、優先交渉事業者に選ばれ、本年2月に「猪名川町産業拠点地区まちづくり基本協定書」を猪名川町と締結。本年3月に開発許可を取得し、本日より、造成工事に着手します。
本プロジェクトは、官民が一体となって整備する物流施設集積拠点としては国内最大規模であり、プロロジスの開発実績としても国内最大です。
起工式には、兵庫県 荒木 一聡 副知事、猪名川町 福田 長治 町長をはじめ行政関係者の方々、プロロジスとともに共同提案を行った株式會社オオバ(本社:東京都目黒区)の辻󠄀本 茂 代表取締役社長をはじめ関係者の方々、施工を担当する清水建設株式会社 山地 徹 専務執行役員をはじめ関係者の方々、プロロジスからは代表取締役社長 山田 御酒らが参列し、工事の無事と事業の発展を祈願しました。
■ 開発地 : 開通を控えた「川西IC」至近、西日本全域への広域配送が可能なあらたな物流適地
開発地は、兵庫県川辺郡猪名川町南部に位置しています。2017年秋には、開発地から約2kmの地点に新名神高速道路 「川西」ICが開通する予定であり、大阪市内への配送に加えて、京都方面から広島方面まで西日本各地へ効率的にアクセスが可能な立地です。当地に先進的物流施設の一大集積拠点を開発することで、多様な業種の事業者へ、西日本全域をカバーできるあらたな物流ハブを提供します。
猪名川町は大阪・神戸のベッドタウンとして機能しており、周辺には労働人口が多いです。本プロジェクトの完成により、1,500名程度の働き手が必要になると想定され、猪名川町において雇用創出と職住近接の活力あるまちづくりを実現します。
■ 事業計画内容 : 5棟合計、約26万㎡の物流施設と、防災広場や公園を整備
敷地内には、複数企業が入居するマルチテナント型施設を1棟、設計段階から特定企業の専用施設として開発するBTS(ビルド・トゥ・スーツ)型施設を4棟、合計5棟の物流施設を開発する計画です。2019年11月末の造成工事完了後、順次、建物の開発に着手し、第1棟目の施設は2021年の春~夏頃を予定しています。
本開発は、事業区域の30%の緑地を保全する環境に配慮した開発であると同時に、周辺住民の方や施設で働く方が利用できる約4,000㎡の公園や、ドクターヘリの発着や災害時の消防活動拠点・避難拠点として活用可能な約8,000㎡を超える防災広場を整備し、猪名川町へ提供します。 開発においては、国交省の推進するi-constructionに積極的に取組み、最新の情報化施工技術を採用。安全・安心で、高効率な造成工事を実施します。 将来の施設計画は、再生エネルギーの積極的活用、エネルギーマネジメントなど、サスティナビリティに配慮した計画とします。
プロジェクト名称プロロジス猪名川プロジェクト
開発地 | 兵庫県川辺郡猪名川町肝川・差組地内 |
開発区域面積 | 約452,000m²(約137,000坪) |
計画総延床面積 | 約258,000m²(約78,000坪) |
計画施設 | マルチテナント型施設1棟 BTS(特定企業専用物流)型施設4棟 |
事業期間 | 2015年度~2025年度 |
開発スケジュール(予定) | 2017年6月:造成工事開始 2019年11月末:造成工事完了、第1棟開発着手 2021年春~夏:第1棟竣工予定 |
■ 関西地区のプロロジスパーク
関西地区では、「プロロジスパーク大阪5」や「プロロジスパーク茨木」など現在12棟の物流施設を運営中です。また、京都府における初の開発案件として「プロロジスパーク京田辺」を開発中であり、兵庫県神戸市では「プロロジスパーク神戸3」「プロロジスパーク神戸4」を計画中です。
プロロジスは、今後もお客様の物流効率化のニーズにお応えすべく、物流施設の開発・運営を進めてまいります。