プロロジスは千葉県八千代市において、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク八千代2」の竣工式を執り行いました。液状化や浸水リスクの低いエリアに位置する「プロロジスパーク八千代2」では、さらに免震構造も採用。AMRや無人フォークリフトといった先進機器の導入・運用を前提とした空間設計となっています。 |
EC物流サービス会社と竣工前に賃貸契約締結
物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役会長 兼CEO 山田 御酒)は本日、千葉県八千代市において、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク八千代2」の竣工式を執り行ったことを発表しました。「プロロジスパーク八千代2」はすでにEC物流サービスの株式会社STOCKCREW(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村慶彦)と賃貸契約を締結。引き続き入居企業を募集しています。

竣工式には、入居予定企業である株式会社STOCKCREW 代表取締役社長 中村 慶彦 氏をはじめ関係者の方々、八千代市の服部 友則市長をはじめ関係者の方々、近隣のもえぎ野自治会の方々、設計・施工を担当する大成建設株式会社 常務執行役員 設計本部長 松村 正人 氏をはじめ関係者の方々、監理・監修を担当した株式会社フクダ・アンド・パートナーズ 代表取締役社長 福田 哲也 氏をはじめ関係者の方々、プロロジスからは代表取締役会長 兼 CEOの山田 御酒らが参列し、施設の完成を祝いました。
■「プロロジスパーク八千代2」 立地
「プロロジスパーク八千代2」は、大成建設による宅地開発事業地「八千代もえぎ野」に新たに造成された「もえぎ野複合業務地区」に位置しています。首都圏物流の大動脈である国道16号から約2kmと至近に位置し、東京都市圏の消費地および関東広域への配送にも最適な立地です。自動車20分圏内には約20万人が暮らす住宅エリアが広がっており、雇用確保に適した立地環境となっています。今後、カスタマーニーズに応じて隣接する「プロロジスパーク八千代1」で既に運行中のバスの増便なども検討します。
■「プロロジスパーク八千代2」 概要
「プロロジスパーク八千代2」は、約47,500㎡の敷地に地上6階建て延床面積約110,000㎡のマルチテント型物流施設として開発されました。「プロロジスパーク八千代1」と同様、良好な地盤に立地し、液状化や浸水リスクの低いエリアに位置していますが、「プロロジスパーク八千代2」では、さらに免震構造を採用し、マテハン機器など大規模機械の導入がしやすい設計となっています。両施設とも、次世代の物流ニーズに応える「ロボフレンドリー」な設計を採用し、AMR(自律走行搬送ロボット)や無人フォークリフトといった先進機器の導入・運用を前提とした空間設計がなされています。

「プロロジスパーク八千代2」は、株式会社Octa Robotics(本社:東京都文京区、代表取締役:鍋嶌 厚太)のロボット・建物設備間連携インターフェースサービス「LCI」の導入により、フロア間の自動搬送を実現しました。1~5階のノンブレース構造は大型マテハンや自動倉庫などのレイアウトの自由度を高め、ロボットによるシームレスなオペレーションを支えます。さらに、特別高圧電力受電により、冷凍冷蔵設備や館内空調といった高負荷機器の稼働にも対応。多様な業態へのロボティクス運用や自動化もサポートします。
また、災害時の物流オペレーション中断リスクを最小限に抑える体制も整備しました。断水時には地下水浄化システムによりトイレ用水を確保し、停電時には共用部の電力を約72時間維持可能な非常用発電機を備えるなど、事業継続を支える機能を強化しています。
「プロロジスパーク八千代1」では、2022年11月に八千代市と「災害時等における施設利用の協力に関する協定」を締結しています。今後は「プロロジスパーク八千代1」、「プロロジスパーク八千代2」ともに連携し、災害発生時に同市の要請に応じて災害復旧支援に取り組みます。
各階トラックバースの間口は11mスパンで設計しました。4t以下のトラックであれば、1スパンに3台の着車が可能となります。敷地内には、284台分の乗用車駐車場と17台分のトラック待機場を整備しています。
「プロロジスパーク八千代2」施設概要 | |
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名称 | プロロジスパーク八千代2 |
所在地 | 千葉県八千代市保品字蕨谷1803-7 |
敷地面積 | 47,520.75㎡(14,375.02坪) |
延床面積 | 110,409.44㎡(33,398.86坪) |
構造 | 地上6階建、(柱RC造、梁S造)、免震構造 |
着工 | 2023年9月 |
竣工 | 2025年4月 |
■ 千葉県内のプロロジスパーク
千葉県においては、これまでに 「プロロジスパーク千葉1・2」、「プロロジスパーク八千代1」など22棟の物流施設を開発してきました。「プロロジスパーク八千代2」は23棟目となります。 プロロジスは、今後もお客様の物流効率化のニーズにお応えすべく、物流施設の開発・運営を進めてまいります。