東海におけるプロロジスの物流施設展開
プロロジスの東海初進出は、2004年。EC企業向けのBTS型物流施設を愛知県内に竣工しました。
次いで手掛けたのが2007年竣工の「プロロジスパークセントレア」および「プロロジスパーク春日井」。東海地方の物流不動産マーケットに登場した初めての大型のマルチテナント型物流施設でした。現在プロロジスが愛知県で展開している物流施設は、自動車部品をはじめとするメーカーや、名古屋消費圏への迅速な配送が必要なEコマース・通販企業にご利用いただいています。
主な実績 | |
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2004 | EC企業向けBTS型物流施設設 |
2007 | マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク春日井」「プロロジスパークセントレア」 |
2008~ | 「プロロジスパーク北名古屋」 など、複数のマルチテナント型物流施設 |
東海の物流施設とマーケット特性
メーカーが多数立地し、製造業出荷額や年間出荷量が全国トップクラスである東海地方。物流施設の自社所有志向もあり、賃貸用物流施設の供給は限定的でしたが、2016年頃から大型開発が本格化し、市場は急拡大しました。賃貸用の先進的物流施設の利便性が東海エリアでも広く認識されるようになった反面、開発用地不足により供給は限られているのが現状です。
関西や関東の物流拠点から東海圏をカバーする企業も見受けられる一方、BCP(事業継続計画)や「物流の2024年問題」への対応として東海エリアへの拠点ニーズも見られます。自動車産業においては、ジャストインタイム生産方式の定着により、高頻度・小ロットでの配送が求められ、物流システムの効率化は必須です。近年ではEV(電気自動車)やリチウムイオン電池、半導体など、自動車関連産業に不随した需要も伸長し、スペースを拡大する動きが顕在化してきました。
施設立地では、用地不足から名古屋港、弥冨、小牧など名古屋市近郊への新規供給は限られています。新東名高速道路や名神高速道路からのアクセス性に優れた岡崎などの西三河地域、伊勢湾岸道へも接続する東海、大府といった愛知県内陸部が今後の注目エリアです。
ただし、賃貸用の先進的物流施設自体がいまだ少ないと言えます。
出典:国土交通省 第11回物流センサス(2021年度調査)、プロロジス
「物流の2024年問題」にプロロジスの物流施設が貢献
2024年4月からの労働時間規制の強化により、トラックドライバーの時間外労働が制限されました。これにより、一人のドライバーが担える輸送距離が短くなっています。
特に、多くの企業の基幹物流施設が立地する東京・大阪間においては、一人のドライバーが1日で往復することは難しくなり、中継拠点の設置によるトラックドライバーの負担軽減、輸送効率等が物流業界の課題となっています。
東海は、物流戦略における東京・大阪間の中間地点。東名・新東名高速道路や名神高速道のICに近接し、名古屋市内へのアクセスも良い愛知県内の物流拠点は、「物流の2024年問題」対策としても注目されています。
プロロジスの先進的物流施設で東海の物流戦略と物流網を構築
プロロジスは、国内のみならず東海においても先進的物流施設のパイオニア。最新鋭の施設で東海エリアの物流課題を解決し、全国の物流網構築をサポートします。
- ワンフロア面積が広く、自動化設備や大型マテハンを導入可能
- スロープにより大型トラックが上階へ直接アクセスできるので、各階で荷下ろし・積み込み作業可能
- 地震・台風・水害等を想定した施設計画と運営サポート
- 地域の雇用創出と経済活性化への貢献
- 環境に配慮した施設開発とエネルギー事業推進により、入居企業のESGコミットメントに貢献
物流拠点分散や「物流 2024年問題」対策として選ばれるプロロジスパーク
プロロジスは、自然災害を見据えた物流拠点分散を視野に入れ、東海エリアでも施設開発を進めています。東京・大阪の中継拠点としても最適な立地で「物流の2024年問題」にも対応可能です。
また、地域や行政と連携して、コミュニティの防災や活力に貢献する町づくりに取り組んでいます。
プロロジスの物流ソリューション
プロロジスは先進的物流施設の開発にとどまらず、長年の施設開発の知見を活かした専門家人材による運営ソリューションを提供することで、物流・荷主各社の課題解決をサポートしています。
- 物流コンサルティングチームによる物流業務の自動化・効率化・拠点立ち上げ等の支援
プロロジスのコンサルティングサービス - 物流DX導入による庫内作業の可視化と物流業務の効率化
- ギグワーカー活用による人材雇用支援