プロロジス(世界本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ)は、2018年7月17日(現地時間)に2018年第2四半期(4月~6月)の決算結果を発表しました。
プロロジス会長 兼CEOのハミード R. モガダムは、次のように述べました。「第1四半期からの勢いは続いており、当社のポートフォリオとバランスシートは歴代で最も良い状態にあります。我が社は最高の結果を出しつつ、 競争優位性を高めるイニシアチブの構築に注力しています。近頃、懸念されている貿易摩擦や保護貿易政策が施行されれば、長期的経済成長は窮地に陥り、産業界に多大な影響を与えると考えられます。しかし、現段階では当社カスタマーは各自の成長戦略に基づいて前進しており、特に影響や変化は見られません。」
最高財務責任者のトーマス S. オリンガーは、「不動産ファンダメンタルズは記録的に堅調です。当社の最新の見通しでは、市場賃料上昇率と年初来の実績を合わせ、年間ガイダンス(収益予想)の振れ幅の縮小が見込まれます。同一施設の実質賃貸と市場賃料の開きが第2四半期で更に広がり、業界を牽引する成長への道筋を拡張してくれました。」と述べました。
【2018年第2四半期(4月~6月)の実績】
2018年 第2四半期 |
2017年 第2四半期 |
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1株あたりの純利益 | 0.62ドル | 0.50ドル |
1株あたりのコアFFO | 0.71ドル | 0.84ドル |
期末時点の運営中施設稼働率 | 97.4% | 96.2% |
賃貸契約発効 | 約360万㎡ | 約306万㎡ |
既存施設におけるリース契約時の実質賃料上昇率(会計上) | 15.3% | 16.0% |
同一施設NOI上昇率(会計上) | 4.7% | 3.4% |
- 約10億9,050万ドル(約1,232億2,600万円*)の投資
- 約9億1,690万ドル(約1,036億970万円*)の新規開発スタート
- 約1億7,360万ドル(約196億1,680万円*)の物流施設を取得
- 約8億3,560万ドル(約944億2,280万円*)の物流施設を安定稼働へ
- 約5億7,410万ドル(約648億7,330万円*)の物流施設・開発用地を売却またはファンド移管(安定稼働後のキャップレートは5.1%)
【2018年のガイダンス(収益予想)】
修正前 | 修正後 | |
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1株あたりの純利益 | 2.50ドル ~ 2.60ドル | 2.80ドル ~ 2.86ドル |
1株あたりのコアFFO | 2.95ドル ~ 3.01ドル | 2.98ドル ~ 3.02ドル |
年度末の施設稼働率 | 96.25% ~ 97.25% | 97.00% ~ 97.50% |
同一施設のNOI上昇率(プロロジス持ち分) | 5.5%~ 6.5% | 6.25%~ 6.75% |
ストラテジックキャピタルからの収益(ファンド運営からの手数料収入を含む) |
3億3,000万ドル~3億5,200万ドル |
3億3,800万ドル~3億5,800万ドル (約381億9,400万円~404億5,400万円*) |
一般管理費 | 2億2,700万ドル~2億3,700万ドル (約256億5,100万円~267億8,100万円*) |
2億2,700万ドル~2億3,700万ドル (約256億5,100万円~267億8,100万円*) |
開発利益 | 3億5,000万ドル~4億5,000万ドル (約395億5,000万円~508億5,000万円*) |
4億5,000万ドル~5億ドル (約508億5,000万円~565億万円*) |
保有物流施設の安定稼働化 | 21億ドル~23億ドル (約2,373億円~2,599億円*) |
21億ドル~23億ドル (約2,373億円~2,599億円*) |
開発着手 | 26億ドル~30億ドル (約2,938億円~3,390億円*) |
28億ドル~32億ドル (約3,164億円~3,616億円*) |
物流施設の取得 | 5億ドル~8億ドル (約565億円~904億円*) |
5億ドル~8億ドル (約565億円~904億円*) |
物流施設・開発用地の売却 | 22億ドル~26億ドル (約2,486億円~2,938億円*) |
22億ドル~26億ドル (約2,486億円~2,938億円*) |
物流施設のファンド移管 | 18億ドル~22億ドル (約2,034億円~2,486億円*) |
18億ドル~22億ドル (約2,260億円~2,712億円*) |
* 1米ドル=113円換算
本資料は2018年7月17日(現地時間)に世界本社で発表したリリースの抄訳を当サイトに掲載したものです。