物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(NYSE: PLD、日本本社:東京都千代田区丸の内)は、「プロロジス 物流施設賃料インデックス2016」を発表しました。
このインデックスは、プロロジスが施設を有する世界のマーケットの中から、主要60 マーケットについて、物流施設の賃料推移傾向を分析したものです。主な結果は以下の通りです。
- 2016 年の物流不動産の賃料は、グローバルで4%の上昇となった
- 賃料上昇を牽引したのは、5%の伸びをみせた米国で、世界で最も速いペースでの上昇であった。主要湾岸マーケットの伸びが特に著しく、米国内の他マーケットに比べて1.5%以上の差が見られた
- ヨーロッパにおける賃料上昇率は3%であり、勢いが増している
- 新規契約時のマーケット賃料と既存の契約賃料の差は、過去最高である。このため、マーケット賃料の伸びが緩やかになっても、実質賃料は上昇し続けることが見込まれ、物流不動産における利益成長を下支えする
消費の拡大や、需要と供給の好ましい動きが主要因となり、マーケット賃料の上昇が続いています。主要マーケットの多くでは、開発コストが急速に上昇しており、賃料上昇を支える一因となっています。
プロロジスリサーチ*は、世界4 地域における60 マーケットの実質賃料のトレンドを調査し、昨年から「プロロジス 物流賃料インデックス」として発表しています。プロロジスがこの調査を始めた理由は、世界各マーケットの賃料トレンド情報が入手しづらく、既存の指標は、フリーレントなどの賃料条件の調整が考慮されていなかったり、先進的な物流施設のパフォーマンスが正確に反映されていなかったりする場合が多いためです。同インデックスは、世界規模で実質賃料に焦点をあてている点が特徴的であり、このような調査は他に類がありません。
※本資料は、2017 年3 月2 日(現地時間)に米国で発表された英文プレスリリースの抄訳です。
「プロロジス 物流施設賃料インデックス2016」調査結果全文(英語): http://prolo.gs/2lY664u.
*プロロジスリサーチについて
物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業として、物流不動産マーケットについてさまざまな角度から調査分析を行い、情報発信を行うプロロジス社内のリサーチ機関です。