物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都 千代田区丸の内、代表取締役社長:山田 御酒)は、日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZO(本社:千葉県千葉市美浜区、代表取締役社長:前澤 友作、以下ZOZO)と約99,000㎡の賃貸借契約を締結し、茨城県つくば市において専用(BTS型)物流施設「プロロジスパークつくば2」の開発に着手することを発表しました。
■ 契約6施設目のリピートカスタマー
ZOZOは、フルフィルメント業務全般を行うための最大拠点として2012年から「プロロジスパーク習志野4」一棟すべてを利用しているほか、「プロロジスパーク千葉ニュータウン」「プロロジスパーク習志野3」にも入居しているリピートカスタマーです。また、つくば市内ではZOZOのBTS型物流施設として「プロロジスパークつくば1-A」が稼働中で、2019年9月には「プロロジスつくば1-B」が竣工予定。プロロジスとの賃貸借契約は「プロロジスパークつくば2」が6施設目となります。
このたびの契約においては、これまでの実績を通して施設クオリティや運営が評価されたほか、「プロロジスパークつくば1-A」で雇用確保が順調に進んだことも決定要因となりました。人手不足により人材確保が課題になる中で、「プロロジスパークつくば1-A」から約6kmの「プロロジスパークつくば2」開発予定地も、雇用に有利なエリアであると評価されたものです。
ZOZOは、つくば市の3拠点を一体的に活用し、「プロロジスパーク習志野4」に次ぐ基幹拠点とする予定です。
■ 「プロロジスパークつくば2」開発地
「プロロジスパークつくば2」は、圏央道「つくば中央」ICから約8.0㎞の地点に位置しています。北関東方面への配送に加えて、常磐道「土浦北」ICから約8.5㎞、「谷田部」ICから約13㎞の地点に立地していることから、都心および仙台方面へのアクセス利便性も高い場所で、圏央道の開通により、都心部を経由することなく東西広域および東日本全域をカバーすることが可能になり、広域戦略拠点としても活用可能な物流適地です。
開発地周辺には住宅地や大学・研究機関が立地しており、現役世代人口の多い、雇用確保にも有利な環境です。また、つくばエクスプレス線「つくば」駅より約3.5㎞と利便性の高い立地です。
■ 「プロロジスパークつくば2」計画概要
「プロロジスパークつくば2」は、約50,000㎡の敷地に、4階建て延床面積約110,000㎡の物流施設として計画しています。1階、3階、4階に合計90台のトラックバースを設け、ダブルランプウェイにより、大型車両が直接上階にアクセス可能な設計とします。敷地内の車両動線はワンウェイで計画し、安全性に配慮。また、将来的な庫内オペレーションの自動化の可能性も考慮し、ワンフロア最大約26,000㎡を確保します。
環境・省エネへの取り組みとして、館内LED照明に加え、プロロジスが開発に携わった高天井用人感 センサー付きLEDベースライト(2018年3月29日当社プレスリリースにて発表)を倉庫部分に導入し、環境負荷軽減を図るとともに、入居カスタマーの電気使用量削減に貢献します。
施設内で多くのパート・アルバイトスタッフが働く施設となることが想定されるため、館内にカフェテリアや売店の設置、全館空調などにより、快適な作業環境を提供します。また、ECオペレーションに最適な仕様やマテハン導入を想定した設計、デザイン性を重視した内装など、カスタマーニーズに応える設計とする予定です。
「プロロジスパークつくば2」計画概要
名称 | プロロジスパークつくば2 |
所在地 | 茨城県つくば市さくらの森 |
敷地面積 |
約49,600㎡(約15,000坪) |
延床面積 | 約110,800㎡(約33,500坪) |
構造 |
地上4階建 鉄骨造 |
着工予定 | 2019年7月 |
竣工予定 | 2020年9月末 |
■ プロロジスの専用物流(BTS型)施設
プロロジスは、これまでに全国に40棟*のBTS型物流施設を開発してきました。現在は、「プロロジス猪名川プロジェクト」の一部および「プロロジスパーク神戸3」「プロロジスパーク神戸5」のBTS型物流施設を計画中であり、入居企業を募集しています。
プロロジスは、今後もお客様の物流効率化のニーズにお応えすべく、物流施設の開発・運営を進めてまいります。
*竣工済みおよび着工済み件数