先週竣工の兵庫県「プロロジスパーク神戸2」とともに、東西拠点として二施設を同時開発
物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内)は、本日、茨城県古河市において「プロロジスパーク古河1」の竣工式を挙行しました。
「プロロジスパーク古河1」は、医薬品卸の株式会社スズケン(本社:愛知県名古屋市東区(以下、「スズケン」))グループ専用の賃貸用物流施設です。兵庫県神戸市において去る10月28日に竣工を迎えた「プロロジスパーク神戸2」とともに、二棟同時に開発されました。両施設は、医薬品物流の東西における広域拠点として、スズケンの子会社で医薬品に特化した物流会社、株式会社エス・ディ・ロジ(本社:愛知県名古屋市熱田区(以下、エス・ディ・ロジ))が利用します。
スズケングループは、2013年に竣工した「プロロジスパーク神戸」を利用するリピートカスタマーです。このたびの開発には、高いセキュリティや防災性など、医薬品を管理するための特殊な設計や工事が求められ、開発事業者選定においては、これに対応可能なプロロジスCM(コンストラクション・マネジメント)部門のエンジニアンリング力が評価されました。また、関東・関西の広域拠点として同時整備するにあたり、両エリアの物流適地を同時に提供可能な開発力もポイントとなりました。
竣工式には、スズケン SCM本部 岩味利晃 SCM企画部長、エス・ディ・ロジ 代表取締役 滑田賢治 社長、同グループで物流受託事業の企画提案を行う、株式会社エス・ディ・コラボ 代表取締役 副島秀継 社長をはじめ入居企業関係者の方々、両施設の設計施工を担当する株式会社フジタ 代表取締役 奥村洋治 社長をはじめ関係者の方々、プロロジスからは代表取締役社長 山田御酒らが参列し、施設の完成を祝いました。
「プロロジスパーク古河1」 開発地
「プロロジスパーク古河1」は、茨城県の北利根工業団地内に開発され、茨城県と都心部とをつなぐ新4号国道から至近に位置しています。また、圏央道 五霞ICから約6km地点に位置しており、昨年3月に開通した圏央道/東北自動車道 久喜白岡JCT~圏央道 境古河IC間を利用して、東北自動車道への乗り入れが可能となりました。さらに、2016年度中には、圏央道 境古河IC~つくば中央ICの開通が予定され、都心部から放射状にのびる東名・中央・関越・東北・常磐・東関東の6つの自動車道とつながる計画となっています。これにより、関東全域のみならず、東北方面や関西方面への広域配送が可能となり、今後の戦略拠点として将来ポテンシャルの高いエリアです。
「プロロジスパーク古河1」 施設概要
「プロロジスパーク古河1」は、地上4階建て、延べ床面積約36,000㎡の施設です。入居企業の事業継続性を重視し、免震構造を採用。1階には、トラックバースを30台有し、商品の温度管理のためドックシェルターを装備しています。庫内には、荷物用エレベーター2台と垂直搬送機4台を備え、効率よいオペレーションを実現します。全館をLED照明とし、医薬品保管のための倉庫内空調を整えました。また、従来よりも厚い外壁断熱パネルを採用し、空調効率の向上を図っています。
エス・ディ・ロジは、「プロロジスパーク古河1」を、東日本全域の配送拠点として利用します。
名称 | プロロジスパーク古河1 |
所在地 | 茨城県古河市北利根 |
敷地面積 | 25,235.67㎡(7,633.79坪) |
延床面積 | 35,840.66㎡(10,841.79坪) |
構造 |
地上4階建、RC+S造、免震構造 |
着工 | 2015年8月 |
竣工 | 2016年11月 |
プロロジスの専用物流(BTS型)施設
プロロジスは「プロロジスパーク古河1」「プロロジスパーク神戸2」を含め、「プロロジスパーク尼崎3」など全国に13棟のBTS型施設を運営・開発中です。また、「プロロジスパーク古河3」「プロロジスパーク神戸3」「プロロジスパーク海老名2」開発を計画中であり、入居企業を募集しています。
圏央道周辺のプロロジスパーク
プロロジスは圏央道周辺において、「プロロジスパーク川島」「プロロジスパーク川島2」「プロロジスパーク北本」「プロロジスパーク常総」を運営中であり、いずれも満床稼働中です。加えて今年1月には「プロロジスパーク吉見」が竣工し、一部フロアで引き続き入居企業を募集中です。また、「プロロジスパーク東松山」「プロロジスパーク古河2」を開発中であり、「プロロジスパーク古河3」を計画しています。
プロロジスは、今後もお客様のニーズにお応えすべく、物流施設の開発・運営を進めてまいります。