物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役社長:山田 御酒)は、この度、安川情報システム株式会社(本社:北九州市八幡西区、代表取締役社長:遠藤 直人)および日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:平岡 昭良)の3社で、トラックバースの予約からバース管理までを一連で提供するサービスを開始します。このサービスは、プロロジスと安川情報システムが提供する「スマートバースシステム™」と、日本ユニシスが提供する「SmartTransportⓇ」を連携させることにより実現しました。

これにより、物流施設カスタマーに、物流現場で課題となっているトラックの待機時間の改善や、倉庫内業務の効率化を支援します。本システムは、今後、プロロジスの開発するすべてのマルチテナント型施設で導入される予定であり、3社は、同じような課題を抱える他の物流施設ユーザーへも同サービスを積極的に展開してまいります。

プロロジスは数年前より、豊富な施設管理実績を生かし、物流施設でのバースの効率的利用やセキュリティ強化に取り組み、カスタマーの物流業務効率化を支援するシステムの検討を行ってきましたが、今年初め、IoTベンダーである安川情報システム株式会社と共に、「スマートバースシステム™」を開発しました。このシステムは、安川情報システムのIoT関連技術と、シリコンバレーのベンチャー企業であるLocix社の保有する超省電力無線カメラの技術を用いて、トラックバースの入出庫車両情報をリアルタイムで把握・管理することを可能にしたもので、今年稼働を開始した「プロロジスパーク市川3」で導入を開始しています。

「スマートバースシステム™」概要図

日本ユニシスは、スマートフォンでのトラック到着時刻の遠隔予約から、自動受付やトラック呼び出し機能までの一連の流れをシステム化しSaaS型で提供するサービス「SmartTransportⓇ」を2018年2月から提供しています。

今回、この「スマートバースシステム™」と「SmartTransportⓇ」の機能を連携させることにより、トラックの配車・予約、待機状況の表示とバースの予約、トラックの呼び出し、バースの監視と管理、そしてトラックの出庫確認までをシームレスにサポートできるシステムが完成し、物流施設における課題の一つであった入出荷配送の効率化を実現できるようになりました。

今後は、安川情報システムと日本ユニシスは、プロロジスが開発、所有する以外の物流施設へも積極的に展開を行っていく予定であり、各社の持つノウハウ、優れた技術力を生かすことで、物流業務の効率化、トラックの待機時間削減やトラック運転手不足といったカスタマーの抱える課題解決をサポートしてまいります。

  • 「スマートバースシステム™」はプロロジスの登録商標(出願中)であり、特許出願中(特願2018-053092 (特許査定済み) です。
  • 「SmartTransportⓇ」は日本ユニシス株式会社の登録商標です。
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