プロロジス(世界本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ、NYSE:PLD)は、2023年4月19日(現地時間)に2023年第1四半期(1月~3月)の決算結果を発表しました。
プロロジス会長 兼CEOのハミード R. モガダムは、「比類ないポートフォリオとカスタマーソリューションにより、過去最高水準の業績を継続しています。カスタマーの意思決定にはやや時間がかかる場合もあるものの需要も引き続き堅調です。マクロ経済の状況を考慮し、幾分注意しながらの事業運営を継続します。経済減速によって需要に影響があるとしても、新規供給の減速と重複すると予測されるため、2024年も高い稼働率と賃料上昇が続く好況が維持されるでしょう。」と述べました。
最高財務責任者のティモシー D. アーントは、「4月に締結した新たなクレジット・ライン10億ドルを含めて当社の資金流動性は67億ドルとなり、過去最高に達しています。これによって、投資の好機においてより一層フレキシブルに投資を行うことが可能となります。賃料の上昇余地と、保有する物流用地から生み出せる価値によって、さらなる成長のための準備ができていると言えます。」と述べました。
【2023年第1四半期(1月~3月)の実績】 | 2023年 第1四半期 | 2022年 第1四半期 |
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1株当たり純利益 | 0.50ドル | 1.54ドル |
1株あたりのコアFFO | 1.22ドル | 1.09ドル |
運営中施設平均稼働率 | 98.0% | 97.4% |
賃貸契約締結 | 約461万㎡ | 約485万㎡ |
既存施設契約更改率 | 77.2% | 75.4% |
既存施設におけるリース契約時の実質賃料上昇率 | 53.6% | 30.8% |
同一施設NOI上昇率 (プロロジス持分) | 9.9% | 7.1% |
- 約5,911万ドル(約78億300万円)の投資〔新規開発〕
- 約9億4,830万ドル(約1,251億7,600万円)の物流施設を安定稼働へ
- 約5,974万ドル(約78億8,600万円)の物流施設・開発用地を売却またはファンド移管
【2023年のガイダンス(収益予想)】 | 修正前 | 修正後 |
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1株当たり純利益 | 3.00 ~ 3.15 ドル | 3.10 ~ 3.25 ドル |
1株あたりのコアFFO | 5.40 ~ 5.50 ドル | 5.42 ~ 5.50 ドル |
施設平均稼働率 | 96.50% ~ 97.50% | 97.00% ~ 97.50% |
同一施設のNOI上昇率(プロロジス持分) | 8.50% ~ 9.50% | 9.00% ~ 9.75% |
ストラテジックキャピタルからの収益 (ファンド運営からの手数料収入を含む) |
8億8,000万ドル~9億500万ドル (約1,161億6,000万円~1,194億6,000万円) |
8億9,500万ドル~9億1,000万ドル (約1,181億4,000万円~1,201億2,000万円) |
一般管理費 | 3億7,000万ドル~3億8,500万ドル (約488億4,000万円~508億2,000万円) |
3億8,000万ドル~3億9,000万ドル (約501億6,000万円~514億8,000万円) |
保有物流施設の安定稼働化 |
30億ドル~34億ドル (約3,960億円~4,488億円) |
30億ドル~34億ドル (約3,960億円~4,488億円) |
開発着手 | 30億ドル~35億ドル (約3,960億円~4,620億円) |
30億ドル~35億ドル (約3,960億円~4,620億円) |
物流施設の取得 | 5億ドル~10億ドル (約660億円~1,320億円) |
5億ドル~10億ドル (約660億円~1,320億円) |
物流施設の移管 | 9億ドル~13億ドル (約1,188億円~1,716億円) |
9億ドル~13億ドル (約1,188億円~1,716億円) |
物流施設・開発用地の売却 | 17億5,000万ドル~22億5,000万ドル (約2,310億円~2,970億円) |
17億5,000万ドル~22億5,000万ドル (約2,310億円~2,970億円) |
開発利益 | 3億ドル~4億ドル (約396億円~528億円) |
3億ドル~4億ドル (約396億円~528億円) |
*1米ドル=132円換算
※ 本資料は2023年4月19日(現地時間)に世界本社で発表したリリースの抄訳です。