プロロジス(世界本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ、NYSE:PLD)は、2022年10月19日(現地時間)に2022年第3四半期(7月~9月)の決算結果を発表しました。
プロロジス会長 兼CEOのハミード R. モガダムは、「第3四半期の決算結果は、当社のビジネスが引き続き好調であることを示しています。しかし、FRBによる積極的な金融引き締めと市場心理の急速な変化による影響を考慮し、景気減速を想定して会社を運営していきます。我々は優れた成果を上げるポートフォリオと、景気循環期においても回復力のあるバランスシートを構築してきました。私たちは、これを好機と捉えており、成長機会を利用するべく適切なタイミングを待つつもりです。」と述べました。
最高財務責任者のティモシー D. アーントは、「我々は、自身のビジネスを支え、また適切な投資機会を逃さないために、相当量の流動性、低レバレッジ、投資余力を有しております。加えて、当社の既存契約賃料と現在のマーケット賃料の差による賃料上昇余地は62%まで拡大し、また、今後数年間は収益と資本が為替変動の影響を受けることはほぼありません。」と述べました。
【2022年第3四半期(7月~9月)の実績】
2022 第3四半期 |
2021 第3四半期 |
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1株当たり純利益 | 1.36ドル | 0.97ドル |
1株あたりのコアFFO | 1.73ドル | 1.04ドル |
運営中施設平均稼働率 | 97.7% | 96.6% |
賃貸契約締結 | 約473万㎡ | 約460万㎡ |
既存施設契約更改率 | 76.4% | 79.3% |
既存施設におけるリース契約時の実質賃料上昇率 | 48.4% | 22.2% |
同一施設NOI上昇率(プロロジス持分) | 9.3% | 6.7% |
- 約35億7,300万ドル(約5,180億9,000万円)の投資
- 約12億3,800万ドル(約1,795億1,000万円)の新規開発スタート
- 約23億3,500万ドル(約3,385億8,000万円)の物流施設を取得 - 約11億6,500万ドル(約1,689億3,000万円)の物流施設を安定稼働へ
- 約1億6,800万ドル(約243億6,000万円)の物流施設・開発用地を売却またはファンド移管(安定稼働後のキャップレートは3.7%)
【2022年のガイダンス(収益予想)】
修正前 | 修正後 | |
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1株あたりの純利益 | 5.15 ~ 5.25 ドル | 4.25 ~ 4.30 ドル |
1株あたりのコアFFO | 5.14 ~ 5.18 ドル | 5.12 ~ 5.14 ドル |
施設平均稼働率 | 97.25% ~ 97.75% | 97.25% ~ 97.75% |
同一施設のNOI上昇率 (プロロジス持分) |
8.25% ~ 8.75% | 8.50% ~ 8.75% |
ストラテジックキャピタルからの収益 (ファンド運営からの手数料収入を含む) |
10億1,000億ドル~10億2,000万ドル (約1,464億5,000万~1,479億円) |
9億5,500万~9億6,500万ドル (約1,384億8,000万~1,399億3,000万円) |
一般管理費 | 3億1,500万~3億2,000万ドル (約456億8,000万~464億円) |
3億2,500万~3億3,000万ドル (約471億3,000万~478億5,000万円) |
保有物流施設の安定稼働化 | 29億~32億ドル (約4,205億~4,640億円) |
32億~35億ドル (約4,640億~5,075億円) |
開発着手 | 50億~55億ドル (約7,250億~7,975億円) |
45億~50億ドル (約6,525億~7,250億円) |
物流施設の取得 | 20億~30億ドル (約2,900億~4,350億円) |
43億~45億ドル (約6,235億~6,525億円) |
物流施設の移管 | 22億~26億ドル (約3,190億~3,770億円) |
15億~16億ドル (約2,175億~2,320億円) |
物流施設・開発用地の売却 | 21億~24億ドル (約3,045億~3,480億円) |
10億~12億ドル (約1,450億~1,740億円) |
開発利益 | 7億5,000万~8億5,000万ドル (約1,087億5,000万~1,232億5,000万円) |
4億~5億ドル (約580億~725億円) |