プロロジス(世界本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ、NYSE:PLD)は、2022年1月19日(現地時間)に2021年第4四半期(10月~12月)の決算結果を発表しました。
プロロジス会長 兼CEOのハミード R. モガダムは、「世界で約9,300万㎡におよぶ当社のポートフォリオへの需要は減速の兆しがなく、お客様が最も必要とされている不動産ニーズに応えるにあたって、当社は理想的な状態にあります。並行して、当社の顧客中心主義(カスタマー・セントリシティ―)の取り組みの一環である、エネルギー、テクノロジー、雇用、データ、そして成長中の『プロロジス・エッセンシャルズ』ビジネスにおける他の側面などにも引き続き注力していきます。」と述べました。
最高財務責任者のトーマス S. オリンガーは、2021年のガイダンス(収益予想)について、「2021年は、多くの点で過去最高の業績となりました。現在の環境から得られる利益のほとんどは、今後、将来にわたって実を結ぶものです。当社の成長をけん引しているのは、既存契約賃料と現在のマーケット賃料の差による賃料上昇余地、ストラテジックキャピタルビジネスの収益性、開発可能な用地、レバレッジを上げられる余地であり、これらはいずれも、今後何年にもわたって業界随一の確かな成長をもたらす要因です。」と述べました。
「世界で最も持続可能性のある会社100社」
プロロジスは、2022年1月18日に「世界経済フォーラム年次総会(通称:ダボス会議)」で発表された、2022年 “Global 100 Most Sustainable Corporations in the World”(世界で最も持続可能性のある100社)において、REITとして第1位の評価を受けました。同調査は、世界で最も権威あるサスティナビリティの調査であり、プロロジスが選出されたのは今年が13回目です。投資調査会社であり出版社であるコーポレートナイツ社が運営し、ESGに関する幅広い評価軸で世界の上場企業を評価しています。
2021年 第4四半期 |
2020年 第4四半期 |
備考 | |
1株当たり純利益 | 1.67ドル | 0.38ドル | 2021年通期では3.94ドル (2020年通期は2.01ドル) |
1株あたりのコアFFO* | 1.12ドル | 0.95ドル | 2021年通期では4.15ドル (2020年通期は3.80ドル) |
運営中施設平均稼働率 | 97.4% | 95.8% | 第3四半期比0.8%増 期末時点で98.2%賃貸契約済 |
賃貸契約締結 | 約512万㎡ | 約418万㎡ | |
既存顧客契約更改率 | 75.8% | 78.4% | |
既存施設におけるリース契約時の 実質賃料上昇率 |
27.5% | 23.8% | |
同一施設NOI上昇率 (プロロジス持分) | 7.5% | 3.0% | 第3四半期比5.3%の継続的上昇 |
2021年第4四半期 | 2021年通期 | |
投資額合計 | 約18億7,300万ドル (約2,135億2,000万円) |
約59億3,900万ドル (約6,770億5,000万円) |
- 新規開発 | 約12億7,000万ドル (約1,447億8,000万円) |
約41億1,600万ドル (約4,692億2,000万円) |
- 物流施設取得 | 約6億300万ドル (約687億4,000万円) |
約18億2,300万ドル (約2,078億2,000万円) |
物流施設の安定稼働化 | 約14億8,600万ドル (約1,694億円) |
約33億5,900万ドル (約3,829億3,000万円) |
物流施設・開発用地の売却 またはファンド移管 |
約20億2,700万ドル (約2,310億8,000万円) ※安定後キャップレート:4.1% |
約54億9,000万ドル (約6,258億6,000万円) ※安定後キャップレート:4.3% |
1株あたりの純利益 | 4.40 ~ 4.55ドル |
1株あたりのコアFFO | 5.00 ~ 5.10ドル |
施設平均稼働率 | 96.5% ~ 97.5% |
同一施設のNOI上昇率 (プロロジス持分) |
6.0% ~ 7.0% |
ストラテジックキャピタルからの収益 (ファンド運営からの手数料収入を含む) |
9億6,000万ドル ~ 9億8,000万ドル (約1,094億4,000万円 ~ 1,117億2,000万円) |
一般管理費 | 3億ドル ~ 3億1,500万ドル (約342億円 ~ 359億1,000万円) |
保有物流施設の安定稼働化 | 29億ドル ~ 32億ドル (約3,306億円 ~ 3,648億円) |
開発着手 | 50億ドル ~ 55億ドル (約5,700億円 ~ 6,270億円) |
物流施設の取得 | 15億ドル ~ 25億ドル (約1,710億円~2,850億円) |
物流施設の移管 | 22億ドル ~ 26億ドル (約2,508億円 ~ 2,964億円) |
物流施設・開発用地の売却 | 17億ドル ~ 20億ドル (約1,938億円 ~ 2,280億円) |
開発利益 | 7億ドル ~ 8億ドル (約798億円 ~ 912億円) |
* 1米ドル=114円換算