物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(NYSE: PLD、日本本社:東京都千代田区丸の内)は、「2020年サステナビリティレポート」を発表しました。同レポートは、プロロジスの事業サステナビリティおよびESG(環境への取り組み・社会に対する責任・ガバナンス)への取り組みについてまとめたものです。

昨年の新型コロナウィルス感染症の渦中においても、プロロジスは変化するカスタマーの事業や、サステナビリティの優先事項について注力し、従業員や世界各地のコミュニティへの支援を継続してきました。今後も引き続き、当社の事業規模がもたらす強みと責任を認識し、知見や技量、資産を活かして、ESGの取り組みにおいてリーダーシップを発揮してまいります。

プロロジスのESGは、改革を推進するためにプロロジスが戦略的に注力している“3Cs”すなわちCustomer Centricity (カスタマー第一)、Change Through Innovation and Operational Excellence (イノベーションと卓越した事業運営を通じた改革)、Culture and Talent (企業カルチャーと人材)を体現しています。

2020年中の主な成果は以下の通りです。

  • 2020年以降、すべての新規開発案件や再開発案件は、サステナビリティの認証基準に従って開発
  • プロロジスとして過去最大の約1,000万㎡のLED照明を導入し、計画通り、2025年までにはプロロジスのすべての物流施設においてLED照明を採用
  • 40メガワットにおよぶ屋根面の太陽光発電を追加導入。また、入居企業が再生可能エネルギーを選択できるSolarSmartプログラムを開始
  • Association of Supply Chain Management (サプライチェーンマネジメント協会)と協働し、「プロロジス・コミュニティ・ワークフォース・イニシアティブ(CWI)*」の一環として修了証明を付与するオンラインプログラムの提供を開始
  • コロナ禍支援のため500万ドル(約5.4億円**)、人種差別撤廃支援のため100万ドル(約1.1億円**)を寄付
  • 支援を必要とする非営利団体にプロロジスの施設スペースを無償提供する「スペース・フォー・グッド・プログラム」では、コロナ禍支援の団体を含む非営利組織に、賃料換算にして1,020万ドル(約11億円**)相当のスペースを提供

プロロジスの取締役会およびESGチームは、責任ある成長をめざしてESGへの取り組みを強化しています。ESGへのアプローチはプロロジスの企業文化に根付いており、どのように事業成長を追求しリスクマネジメントするかを明確にするための一助となっています。

Prologis 2020 Sustainability Report

当レポートは、外部監査を受けており、サステナビリティ報告書の国際的ガイドラインであるGlobal Reporting Initiative (GRI)に従って作成されています。

*CWI:物流業界の人手不足の解決を目的に、プロロジスが2018年にスタートした取り組み。地域の職業斡旋プログラムと連携して、就業希望者への就職斡旋サービス、メンターシップ、スキルアップトレー二ング、インターンシップ等を提供している。

**寄付当時レート(1ドル=108円)にて換算。

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