物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(NYSE: PLD、日本本社:東京都千代田区丸の内)は、2014年の"Corporate Responsibility Report" を発表しました。
プロロジスでは、全世界でCorporate Responsibility (企業としての責任)を理念とし、「環境への取り組み」「企業の社会的責任」「企業倫理とガバナンス」を3本の柱としています。"Corporate Responsibility Report"は、その取り組みや結果を公表するレポートとして、2007年以来、毎年発表しています。この度のレポートの概要は以下の通りです。
<環境への取り組み>
- U.S. Green Building Council (米国グリーンビルディング協会)と協働し、物流不動産セクターのための"LEED Volume*事前認証プログラム"を立ち上げました。事前認証プログラムを活用することで、今後LEED認証を取得するためのコストと時間を削減することが可能となります。プロロジスは、LEED Volume にかかわる初めての不動産会社となりました。
- 9カ国において27棟、合計約84万平方メートル以上の施設が、環境や持続性に関する認証をあらたに取得しました。これにより、14カ国128棟、合計約492万平方メートルのプロロジスの施設が環境・持続性に関する認証を取得したことになります。
- 継続的な省エネルギーへの取り組みと再生可能エネルギーの導入により、4億kWhの電力を削減しました。プロロジスのオフィスは世界に73か所あり、4億kWhは、これらのオフィスで必要な電力の47倍に相当します。*建物・敷地利用の環境性能を評価するLEED認証について、同一の申請者が申請する複数案件を同時に評価するもの。
<企業の社会的責任>
- ジェンダーの多様性と、女性従業員の活躍を推進する全社的プロジェクト"Breakthrough"を開始しました。
- 全従業員が一斉に取り組むボランティアの日"IMPACT Day"を実施しました。2014年度は、教育、福祉、環境に関する63のNPOと協働し、世界中の従業員が合計7,000時間のボランティア活動に従事しました。
<企業倫理とガバナンス>
- "Global 100 Most Sustainable Corporations in the World"(世界で最も持続可能性のある100社)に選出され、「世界経済フォーラム年次総会(通称:ダボス会議)」で発表されました。プロロジスにとって7年連続での選出となりました。
このレポートは、透明性を確保するため、第三者機関であるGRI**のフレームワークに即して作成されています。作成基準は、GRIガイドライン第4版および建設・不動産セクター対象のコアオプションに準拠しています。
**サステナビリティに関するレポートのガイドラインを作る非営利団体。UNEP(国連環境計画)の公認団体であり、GRIが作成するガイドラインが、環境報告書やCSRレポート作成におけるグローバルスタンダードとなっています。
■ レポート全文(英文) www.prologis.com/cr
プロロジスのこれらの取り組みは、お客様の運営コスト削減や、従業員満足度の向上、地域社会との関係構築においても成果となって表れています。プロロジスは今後も、環境、社会的な責任、ガバナンスへの取り組みを継続し、持続性のある企業活動に取り組んでまいります。
※本資料は、2015年8月31日(現地時間)に米国で発表された英文プレスリリースの抄訳です。