東北におけるプロロジスの物流施設展開
プロロジスは、東北エリアでは主に仙台地域を中心に、マルチテナント型施設やBTS型物流施設を提供してきました。
主な実績 | |
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2006 | ロジスティード*様のBTS型物流施設 |
2007 | アスクル様のBTS型物流施設 |
2018 | ヤマト運輸様のBTS型物流施設 |
2022 | 仙台空港至近のマルチテナント型施設 |
その他、複数の冷凍冷蔵倉庫(食品配送拠点) |
これらの先進的物流施設は、東北全域の戦略拠点として、物流・荷主各社に活用されています。2020年代からは、災害時に備えた拠点分散ニーズや、物流業務の省人化・効率化を必要とする「物流の2024年問題」に対応するための先進的物流施設も提供しています。
旧名:株式会社日立物流
東北の物流施設とマーケット特性
東北エリアの物流施設は、仙台を中心に広がっています。
東京をはじめ全国から運ばれてきた荷物を仙台市近郊や東北全域に配送するために、仙台が物流ハブとしての機能を担っています。また、域内・県内物流は約80%と全国比でも高く、食品や日用雑貨といった消費財の小口配送ニーズが多いのも東北マーケットの特徴です。
東北における「物流の2024年問題」
2024年4月からの労働時間規制の強化により、トラックドライバーの時間外労働が制限されました。これにより、1日でドライバーが往復できる距離が減少し、物流業務に影響が出始めています。特に東北エリアにおいては、これまで物流のハブであった仙台と、青森を含む北東北エリアへの往復が難しくなっています。中継拠点の設置によるトラックドライバーの負担軽減、輸送効率の向上が物流業界における喫緊の課題となっています。
また、広大な面積を持ち、人口密度が低い東北エリアは、人口減少問題にも直面しています。具体的には、物流において以下のような課題を抱えています。
労働力不足
庫内作業員やトラックドライバーの確保が難しく、特にドライバー不足が深刻化:2030年までに10%の減少が見込まれている
復路の積載率
関東から東北への積載量に対して、復路の積載率が極端に少なく無駄が発生
東北における、2024年問題加味シナリオでの、需要に対する供給の割合(ドライバー数ベース)
出典:株式会社野村総合研究所「第351回NRIメディアフォーラム」(令和5年1月19日)
「トラックドライバー不足時代における輸配送の在り方~地域別ドライバー不足数の将来推計と共同配送の効用~」
プロロジスの先進的物流施設がもたらす東北の物流課題解決
プロロジスは、長年のノウハウに裏打ちされた先進的物流施設をご提供。東北エリアが抱えている物流課題を解決します。
- ワンフロア面積が広く、自動化機器や大型マテハン設備を導入可能
- スロープにより大型トラックが上階へ直接アクセスできるので、各階で荷下ろし・積み込み作業が可能
- 地震や台風、雪害等を想定した施設計画と運営サポート
- 地域の雇用創出と経済活性化への貢献
- 環境に配慮した施設開発とエネルギー事業推進により、入居企業のESGコミットメントに貢献
東北の「物流の2024年問題」対策として選ばれる「プロロジスパーク」
プロロジスは、物流オペレーションの省人化・効率化を必要とする「物流の2024年問題」への対策と、災害と見据えた物流拠点分散を視野に入れて東北エリアにおいても施設開発を進めています。
プロロジスの物流ソリューション
プロロジスは先進的物流施設の開発にとどまらず、長年の施設開発の知見を活かした専門家人材による運営ソリューションを提供することで、物流・荷主各社の課題解決をサポートしています。
- 物流コンサルティングチームによる物流業務の自動化・効率化・拠点立ち上げ等の支援
プロロジスのコンサルティングサービス - 物流DX導入による庫内作業の可視化と物流業務の効率化
- ギグワーカー活用による人材雇用支援