エネルギーソリューション
プロロジスは長期にわたり持続可能な企業活動を行うため、2040年までにバリューチェーン全体で温室効果ガス排出のネットゼロ達成を目標としています。この目標を達成するために、太陽光発電事業、蓄電池事業、EV車両充電事業をエネルギーソリューション事業の3つの柱として取り組んでいます。
削減指標および目標-達成年度と目標削減率(2016年基準) | ||
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2025年 | 2040年 | |
Scope 1 & 2 | 21%削減 | 56%削減 |
Scope 3 | 15%削減 | 40%削減 |

日本における取り組み
日本においては主に太陽光発電を中心的事業として位置づけ、所有・運営する物流施設の施設屋根に太陽光発電パネルを設置して、再生可能エネルギーを創出しています。
また、創出した太陽光発電電力の自家消費と自己託送、コーポレートPPAと非化石証書の活用、コンテナ型データセンターの開設などにより、エネルギーを余すことなく利用しながら、物流施設に入居するカスタマーの電力100%グリーン化を支援しています。

環境に配慮した物流施設開発
プロロジスでは、環境に配慮した物流施設-グリーン・ビルディングの開発に取り組んでいます。ライフサイクル・環境負荷の可視化して環境への影響を軽減するとともに、化学物質の削減や、リサイクル資源の採用にも力を入れています。
環境認証の取得
プロロジスは、世界各国・各地域の環境認証基準に沿った施設開発と運営を行い、各種環境認証(グリーンビルディング認証)を取得しています。
日本においては、建築物環境総合性能評価システム"CASBEE"、国土交通省が評価基準を定めた建築物省エネルギー性能の評価・表示制度"BELS"、そして、グローバル不動産サスティナビリティ・ベンチマーク"GRESB"の「グリーンスター」の認証取得に積極的に取り組んでいます。

水使用量の削減
プロロジスでは物流施設の設計段階において、雨水の再利用や、水使用量の削減が可能な設備-節水トイレ・自動センサー付きの蛇口を備えた洗面台などの導入を検討し、可能な限り実施又は導入しています。
現在も、より一層の節水を可能とするような新技術についても探求し、カスタマーの水道光熱費の削減に取り組んでいます。
節水トイレ導入による削減効果(プロロジスパーク京田辺) | |
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腰掛便器 | 水洗1回当たり 8.0リットル → 5.0リットル |
小便器 | 水洗1回当たり 1.6リットル → 0.8リットル |
生物多様性への取り組み
プロロジスでは、生物多様性を尊重し、開発する物流施設内とその周辺に生息する植物や野生動物に配慮しています。
また、施設が立地する地域において、生物多様性に配慮したボランティア活動にも従事しています。

リサイクル製品の採用
物流施設建物の入口や構内のアプローチに、リサイクル製品で作られた保水ブロックを採用する。ヒートアイランド現象の影響を軽減しています。
環境に配慮した物流施設運営
プロロジスでは、日々の施設運営において、汚染防止と廃棄物の削減に努めています。物流施設内の設備更新の際には、製品のライフサイクルを考慮した新素材を活用しています。
公共交通機関による通勤を促進
プロロジスでは物流施設を開発する際、公共交通手段(徒歩、電車、バス等)で通勤が可能かどうかを検討します。
最寄り駅からの徒歩通勤が難しい場合には、物流施設に勤務する皆様の利便性向上と環境負荷軽減を考慮し、路線バスが乗り入れ可能なバス停の整備や、最寄駅からシャトルバス運行に取り組んでいます。

電気使用量削減の取り組み
新規で物流施設を開発する際には倉庫内にセンサーLED照明を採用し、カスタマーの電力使用量と電気料金削減をサポートしています。
また、施設管理会社と協働してカスタマー利用区画におけるエネルギー使用量を定期的に分析し、カスタマーへエネルギー利用についてのアドバイスを行っています。
