プロロジス(世界本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ)は2014年10月23日(現地時間)に2014年第3四半期(7月~9月)の決算結果を発表しました。
プロロジス会長兼CEOのハミード R. モガダムは、「今期の実績には非常に満足しています。グローバルでの稼働率が95%に到達したことと、賃料上昇率(契約更新時の)がここ数年の中で最高水準になっていることが今期の好業績の要因です。我々はこれまでの成果と今後の成長見込みを鑑みて、今年度の予想Core FFOを上方修正しました。」と、述べました。
最高投資責任者マイク・カーレスは「開発利益は引き続き平均を上回っており、多年にわたり利益を産み出す準備が整いました。我々は開発に適した場所に土地を保有しており、およそ90%が、需要が伸びている主要都市部に立地しています。」と、今後の開発力について言及しました。
また、最高財務責任者のトム・オリンガーは「利益とNAVに対する為替リスクを大幅に軽減することができました。引き続き、現在の低金利を活かして長期的視点で資本の形成に努め、より良い債務ポートフォリオと流動性の向上を目指します。」と、述べました。
【2014年第3四半期(7月~9月)の実績】
- Core FFO(ファンド・フロム・オペレーション)は1株あたり0.48米ドル(前年同期0.41米ドル、前年比18%増)
- 約380万平方メートルの賃貸契約締結
- 2014年9月末の運営中施設の稼働率は95 %(前年同期比1.1%増、前四半期比0.4%増)
- 既存顧客契約更改率は83.9%
- 契約更新時の賃料上昇率は(会計上)9.7%(米国15.5%、アジア10.2%、欧州0.2%)
- 同一施設のNOI(会計上)は3.7%上昇
- キャッシュベースでは4 %上昇
- 19億ドル(約2,071億円*)の投資
- 6億9,750万ドル(約760億円*)の新規開発スタート
- 8億8,380万ドル(約963億円*)の既存物流施設を取得
- 3億5,750万ドル(約389億円*)をNorth American Industrial Fund に投資し、所有率が63.3%に増加
- 2億2,270万ドル(約242億円*)の物流施設を安定稼働へ
- 2014年9月末時点で、108億ドル(約1兆1,772億円*)の開発が見込める簿価18億ドル(約1,962億円)の土地を保有
- 4億4,260万ドル(約482億円*)の物流施設を日本プロロジスリートに売却
- 3億9,800万ドル(約433億円)の物流施設および開発用地を売却
- 4億7,800万ドル(約521億円*)の資金調達、リファイナンス、債務圧縮を行い、米ドル建ての純資産を89%に拡大
- 第3四半期後に、償還期限が2020年の6億ユーロ(約828億円**)の債権を発行
【2014年のガイダンス】
- 2014年のコア FFO ガイダンスを1株当たり1.82米ドル~1.86ドルから、1.85ドル~1.86ドルへ修正
- 1株あたり純利益0.49米ドル~0.50米ドル
* 1米ドル=109円換算
**1ユーロ=138円換算
※ 本資料は2014年10月23日(現地時間)に世界本社で発表したリリースの抄訳を当サイトに掲載したものです。