プロロジス(世界本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ、NYSE:PLD)は、2020年4月21日(現地時間)に2020年第1四半期(1月~3月)の決算結果を発表しました。
プロロジス会長 兼CEOのハミード R. モガダムは、「第1四半期における堅調な運営パフォーマンスは、当社が世界の消費をけん引するマーケットに長期的に焦点を当ててきた成果です。新型コロナウィルスの拡大という困難な状況下ではあるものの、当社は従前より困難な局面を想定した準備ができており、従業員の力、戦略、ポートフォリオの強さに自信があります。」と述べました。
最高財務責任者のトーマス S. オリンガーは、「当社は、強固な財務状態で新型コロナウィルスの拡大期を迎えました。資金流動性と投資キャパシティは非常に高く、配当金を支払うための流動性も充分確保されています。また、当社は2022年までに弁済期を迎える連結の債務の借り換え等に着手しました。 当社は収益を今後3年間にわたる為替変動のリスクから分離しており、自己資本も95%が米ドル建てです。」と述べました。
【2020年第1四半期(1月~3月)の実績】
2020年
第1四半期 |
2019年
第1四半期 |
備考 | |
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1株当たり純利益 |
0.70ドル
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0.55ドル
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1株あたりのコアFFO |
0.83ドル*
|
0.73ドル*
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*ファンド運営からの 手数料なし |
期末時点の運営中施設稼働率 |
95.5%
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96.8%
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賃貸契約締結 |
約325万㎡
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約399万㎡
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既存顧客契約更改率 |
75.5%
|
75.8%
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既存施設におけるリース契約時の 実質賃料上昇率(会計上) |
20.4%*
|
19.8%
|
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同一施設NOI上昇率 (プロロジス持分) |
4.6%
|
5.5%
|
- 約7億4,500万ドル(約804億6,000万円)の投資
-約3億900万ドル(約333億7,200万円)の新規開発スタート
-約4億3,600万ドル(約470億8,800万円)の物流施設を取得 - 約7億4,200万ドル(約801億3,600万円)の物流施設を安定稼働へ
- 約8億4,600万ドル(約913億6,800万円)の物流施設・開発用地を売却またはファンド移管(安定稼働後のキャップレートは4.8 %)
- 約146億ドル(約1兆5,768億円)の物流不動産ポートフォリオ取得(プロロジス持分)
【2020年のガイダンス(収益予想)】
修正前
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修正後
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1株あたりの純利益 |
1.98 ~ 2.13ドル
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1.81 ~ 1.88ドル
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1株あたりのコアFFO |
3.67 ~ 3.75ドル
|
3.55 ~ 3.65ドル
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年度末の施設稼働率 |
96.0% ~ 97.0%
|
94.5% ~ 96.0%
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同一施設のNOI上昇率 (プロロジス持分) |
4.25% ~ 5.25 %
|
1.75% ~ 3.25%
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保有物流施設の安定稼働化 |
22億ドル~25億ドル
(約2,376億円~2,700億円) |
19億ドル~22億ドル
(約2,052億円~2,376億円) |
開発着手 |
20億ドル~24億ドル
(約2,160億円~2,592億円) |
5億ドル~8億ドル
(約540億円~864億円) |
物流施設の取得 |
5億ドル~7億ドル
(約540億円~756億円) |
4億5,000万ドル
(約486億円) |
物流施設の移管 |
6億ドル~9億ドル
(約648億円~972億円) |
6億5,000万ドル
(約702億円) |
物流施設・開発用地の売却 |
13億ドル~15億ドル
(約1,404億円~1,620億円) |
2億5,000万ドル
(約270億円) |
開発利益 |
3億ドル~4億ドル
(約324億円~432億円) |
2億8,000万ドル
(約302億4,000万円) |
ストラテジック キャピタルからの収益 (ファンド運営からの 手数料収入を含む) |
4億6,500万ドル~4億7,500万ドル
(約502億2,000万円~513億円) |
4億6,000万ドル~4億7,000万ドル
(約496億8,000円~507億6,000万円) |
一般管理費 |
2億7,500万ドル~2億8,500万ドル
(約297億円~307億8,000万円) |
2億7,000万ドル~2億8,000万ドル
(約291億6,000万円~302億4,000万円) |
* 1米ドル=108円換算
※ 本資料は2020年4月21日(現地時間)に世界本社で発表したリリースの抄訳です。