プロロジス(世界本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ、NYSE:PLD)は、2019年10月15日(現地時間)に2019年第3四半期(7月~9月)の決算結果を発表しました。
プロロジス会長 兼CEOのハミード R. モガダムは、「第3四半期は、記録的な賃料上昇と大きな利益により、素晴らしい業績を収めることができました。カスタマーは、雇用や運送といったサプライチェーンコストを相殺するべく、物流施設の消費者への近接性を優先しているため、市場は引き続き堅調です。さらに、当社のストラテジックキャピタル(ファンド事業)への投資家の関心は大変高く、オープンエンド型ファンドの資金は16億ドル以上増加しました。」と述べました。
最高財務責任者のトーマス S. オリンガーは、「グローバルで資金調達を行うことで、外貨変動のリスクヘッジができることは当社にとって非常に大きなアドバンテージです。第3四半期の財務活動によって、加重平均利益利率は、10べーシスポイント下がり2.4%に、加重平均償還期限は約2年長くなり7.7年となりました。」と述べました。
【2019年第3四半期(7月~9月)の実績】
2019年
第3四半期 |
2018年
第3四半期 |
備考 | |
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1株当たり純利益 |
0.71ドル
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0.60ドル
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1株あたりのコアFFO* |
0.97ドル
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0.72ドル
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*0.18ドルのファンド運営からの 手数料収入を含む |
期末時点の運営中施設稼働率 |
96.5%
|
97.5%
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賃貸契約締結 |
約353万㎡
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約343万㎡
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既存施設におけるリース契約時の 実質賃料上昇率(会計上) |
29.8%
|
18.8%
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同一施設NOI上昇率 (会計上) |
4.0%
|
4.5%
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- 約13億7,100万ドル(約1,466億9,700万円)の投資
-約7億5,000万ドル(約802億5,000万円)の新規開発スタート
-約6億2,100万ドル(約664億4,700万円)の物流施設を取得 - 約7億2,500万ドル(約775億7,500万円)の物流施設を安定稼働へ
- 約5億7,100万ドル(約610億9,700万円)の物流施設・開発用地を売却またはファンド移管(安定稼働後のキャップレートは4.8%)
【2019年のガイダンス(収益予想)】
修正前
|
修正後
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1株あたりの純利益 |
2.38 ~ 2.46ドル
|
2.65 ~ 2.69ドル
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1株あたりのコアFFO |
3.26 ~ 3.30ドル
|
3.30 ~ 3.32ドル
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年度末の施設稼働率 |
96.5% ~ 97.5%
|
96.5% ~ 97.0%
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同一施設のNOI上昇率 (プロロジス持分) |
4.5% ~ 5.0 %
|
4.75% ~ 5.0%
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保有物流施設の安定 稼働化 |
20億ドル~23億ドル
(約2,140億円~2,461億円) |
22億ドル~24億ドル
(約2,354億円~2,568億円) |
開発着手 |
19億ドル~23億ドル
(約2,033億円~2,461億円) |
22億ドル~25億ドル
(約2,354億円~2,675億円) |
物流施設の取得 |
5億ドル~7億ドル
(約535億円~749億円) |
7億ドル~9億ドル
(約749億円~963億円) |
物流施設の移管 |
12億ドル~15億ドル
(約1,284億円~1,605億円) |
14億ドル~16億ドル
(約1,498億円~1,712億円) |
物流施設・開発用地の 売却 |
5億ドル~8億ドル
(約535億円~856億円) |
6億ドル~8億ドル
(約642億円~856億円) |
開発利益 |
3億5,000万ドル~4億5,000万ドル
(約374億5,000万円~481億5,000万円) |
4億ドル~4億5,000万ドル
(約428億円~481億5,000万円) |
ストラテジック キャピタルからの収益 (ファンド運営からの 手数料収入を含む) |
4億1,500万ドル~4億2,500万ドル
(約444億500万円~454億7,500万円) |
4億3,300万ドル~4億3,800万ドル
(約463億3,100円~468億6,600万円) |
一般管理費 |
2億5,000万ドル~2億6,000万ドル
(約267億5,000万円~278億2,000万円) |
2億5,700万ドル~2億6,200万ドル
(約274億9,900万円~280億3,400万円) |
* 1米ドル=107円換算
※ 本資料は2019年10月15日(現地時間)に世界本社で発表したリリースの抄訳です。