タブレットで時間や場所ごとの調光、消費電力閲覧、庫内動線分析などを簡単に
物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内)と、赤外線センサーメーカーのアイキュージャパン株式会社(本社:滋賀県栗東市、以下アイキュージャパン)は、両社が2018年に共同開発したLEDベースライト「Lumiqs(ルミックス) BL-640」の使用状況を見える化しタブレットで制御できる「Lumiqs メッシュネットワークシステム」を新開発しました。同システムを導入した物流施設の利用者は、直観的な操作で省エネに取り組むことができるようになります。
■「Lumiqs メッシュネットワークシステム」概要
「Lumiqs メッシュネットワークシステム」は、LED照明「Lumiqs BL-640」を利用状況に合わせて制御し、省エネにつなげる目的で開発されました。
これまで、物流施設の照明は壁面スイッチで操作し、場所や時間による細かな設定は難しかったですが、「Lumiqs メッシュネットワークシステム」は、タブレット上で任意の照明をグループ化し、グループごとに調光設定ができます。
また、照明の使用状況や電力削減率を、時間・日・月の単位ごとに集計して可視化し、タブレットのダッシュボードでいつでも閲覧、設定変更ができるため、電気使用量の削減に効果的に取り組むことができます。加えて、物流施設内の人の動線も見える化し、庫内オペレーションの効率化に活用することが可能です。
■ 主な特色
- データ集計・可視化
-消費電力:点灯率データから消費電力を計算し、作成したグループごとに表示(図1)
-動線分析:センサー検知率のデータから人の動線を計算し、ヒートマップに表示(図2) - タブレット上で照明をグループ化し、グループごとに各種機能を適用(図3)
-スケジュール機能: 時間帯による調光や、センサー入り切り、タイマー設定(図4)
-照明器具設定機能: センサー入り切り、センサーのタイマー、センサー感度設定
■ 製品導入状況
「Lumiqs メッシュネットワークシステム」は、本日よりアイキュージャパンが発売を開始します。本日竣工した「プロロジスパークつくば1-B」に初導入し、来月竣工予定の「プロロジスパーク千葉1」でも採用する予定です。
「Lumiqs BL-640」について( https://www.prologis.co.jp/press-releases/180329 )
「Lumiqs BL-640」は、人やフォークリフトの動きに反応して点灯・消灯・減灯する、高天井用の人感センサー付きLEDです。プロロジスが運営する物流施設内での実証実験では、既存LED照明比で約56%*、蛍光灯比で約81%*の電力使用量削減を達成し、2018年の「グッドデザイン賞」および「省エネ大賞」を受賞しています。
*プロロジスパークでの検証結果に基づく数値