物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(NYSE:PLD)は、このたびDCT インダストリアル トラスト(以下DCT社)を、株式交換により84億米ドル(約9,150億円*)で買収することで合意しました(負債引き受け分含む)。両社の取締役会は満場一致でこの決定を承認しています。

このDCT社の買収により7,100万平方フィート(約660万平方メートル)のポートフォリオを取得し、南カリフォルニア、サンフランシスコ湾岸部、ニューヨーク、ニュージャージー、シアトル、南フロリダなど、高成長マーケットにおけるプロロジスの存在感がより確固たるものとなります。なお、今回の取得の概要は下記の通りです。

  • 7,100万平方フィート(約660万平方メートル)の開発、及び再開発
  • 主にシアトル、アトランタ、南フロリダ、南カリフォルニアに立地する、今後およそ290万平方フィート(約27万平方メートル)の施設を開発可能な195エーカー(約79万平方メートル)の開発用地
  • 主にニューヨーク/ニュージャージー、南カリフォルニア、北カリフォルニアおよびシカゴに立地する215エーカー(約87万平方メートル)、かつ330万平方フィート(約30万平方メートル)の施設を開発可能な、契約手続き中もしくは今後契約予定の用地

■買収による効果

DCT社の買収により多大な相乗効果が予想され、短期的には一般管理費、施設運営費金利やリース調整費等8,000万米ドル(約88億円*)の削減となる見込みです。それに伴い、年間のコアFFOが、1株当たり0.06~0.08米ドル増加する見通しです。収益の相乗効果と開発ボリュームの漸増により、将来的に年間収入、及び開発利益4,000万米ドル(44億円*)の増加が見込まれます。

両社合意の下、DCT社の株主は同社の株1株につきプロロジス株1.02株を受け取ることとなります。現段階では、DCT社株主の承認、およびその他慣例条件に従い、2018年第三四半期までに取引が完了する計画です。なお、買収完了後、DCT社のCEOであるPhilip L. Hawkins氏がプロロジスの取締役会に加わる予定です。

*1ドル=109円換算

※本資料は、2018年4月29日(現地時間)に米国で発表された英文プレスリリースの抄訳です。

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