プロロジス(世界本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ、NYSE:PLD)は、2020年1月22日(現地時間)に2019年第4四半期(10月~12月)の決算結果を発表しました。
プロロジス会長 兼CEOのハミード R. モガダムは、「第4四半期の業績は、当社の3か年戦略である“ビジョン2019”が最高潮に達したことを表す結果となりました。累積の利益成長率は、予測を遥かに上回りました。この成功は従業員やグローバルのポートフォリオの強さの証しであり、我々は新たに、かつてない高い基準の成果目標をいくつか掲げました。また、二桁の賃料上昇を達成し、開発からの価値創出とファンド運営からの手数料収入は過去最高となりました。さらに、2019年にはストラテジックキャピタル事業において、投資家からの資金調達として当社過去最高額である65億ドルの資金調達を行いました。IPT社の買収が完了し、LPT社の買収も順調に進んでいます。我々は業界随一の業績を達成しながら、このような大きな売買取引を遂行できる企業組織を作り上げてきました。」と述べました。
最高財務責任者のトーマス S. オリンガーは、「2019年も、コアFFOの年間成長率が、ファンド運営からの手数料収入を除いて約10%という高い業績を達成することができました。賃料上昇の余地がはっきりとしているため運営面の業績も加速しており、今後の見通しについても自信があります。」と述べました。
【2019年第4四半期(10月~12月)の実績】
2019年
第4四半期 |
2018年
第4四半期 |
備考 | |
---|---|---|---|
1株当たり純利益 |
0.61ドル
|
0.94ドル
|
年間では2.46ドル |
1株あたりのコアFFO* |
0.84ドル
|
0.80ドル
|
|
期末時点の運営中施設稼働率 |
96.50%
|
97.50%
|
稼働率よりも賃料を重視 |
賃貸契約締結 |
約353万㎡
|
約325万㎡
|
|
既存施設におけるリース契約時の 実質賃料上昇率(会計上) |
25.6%
|
20.4%
|
|
同一施設NOI上昇率 (プロロジス持分・会計上) |
4.0%
|
4.5%
|
- 約22億9,900万ドル(約2,482億9,200万円)の投資
-約19億3,400万ドル(約2,088億7,200万円)の新規開発スタート
-約3億6,500万ドル(約394億2,000万円)の物流施設を取得 - 約6億9,200万ドル(約747億3,600万円)の物流施設を安定稼働へ
- 約9億4,700万ドル(約1,022億7,600万円)の物流施設・開発用地を売却またはファンド移管(安定稼働後のキャップレートは4.4 %)
【2020年のガイダンス(収益予想)】
修正前
|
|
---|---|
1株あたりの純利益 |
1.98 ~ 2.13ドル
|
1株あたりのコアFFO |
3.67 ~ 3.75ドル
|
年度末の施設稼働率 |
96.0% ~ 97.0%
|
同一施設のNOI上昇率 (プロロジス持分・会計上) |
3.25% ~ 4.25%
|
ストラテジックキャピタルからの収益 (ファンド運営からの手数料収入を含む) |
4億6,500万ドル~4億7,500万ドル
(約502億2,000万円~513億円) |
一般管理費 |
2億7,500万ドル~2億8,500万ドル
(約297億ドル~307億8,000万ドル) |
開発利益 |
3億ドル~4億ドル
(約324億円~432億円) |
保有物流施設の安定稼働化 |
26億ドル~29億ドル
(約2,808億円~3,132億円) |
開発着手 |
25億ドル~29億ドル
(約2,700億円~3,132億円) |
物流施設の取得 |
9億ドル~12億ドル
(約972億円~1,296億円) |
物流施設・開発用地の売却 |
21億ドル~24億ドル
(約2,268億円~2,592億円) |
物流施設の移管 |
9億ドル~12億ドル
(約972億円~1,296億円) |
物流不動産ポーフォリオの取得 |
166億ドル
(約1兆7,928億ドル) |
* 1米ドル=108円換算
※ 本資料は2020年1月22日(現地時間)に世界本社で発表したリリースの抄訳です。