プロロジス(世界本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ)は、2018年10月16日(現地時間)に2018年第3四半期(7月~9月)の決算結果を発表しました。
プロロジス会長 兼CEOのハミード R. モガダムは、「好立地の物流施設の需要は根強く、カスタマーは人件費や輸送費などのサプライチェーンコストと相殺する形で、消費地に隣接した立地を優先しています。ヨーロッパにおけるマーケット賃料は上昇を続けており、2019年には米国を追い抜く可能性があります。DCTインダストリアルトラスト社買収は、2018年8月22日に完了しました。予測ランレート8,000万米ドル(約90億円)の削減は既に達成し、現在は、この買収関連の収益とプラットフォームの相乗効果実現に注力しています。」と述べました。
最高財務責任者のトーマス S. オリンガーは、「当社の同一施設NOIは、セクターをリードするガイダンスと一致しています。2018年ガイダンスの中間点における当社の年間コアFFO成長率は平均9%以上であり、過去2年間の全体平均で8%以上となります。当社のポートフォリオに含まれる施設の賃料上昇と、将来を見据え開発可能な事業用地から価値を生み出していく能力によって、我々はさらなる成長が見込める安定した状態を維持しています。」と述べました。
【2018年第3四半期(7月~9月)の実績】
2018年 第3四半期 |
2017年 第3四半期 |
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1株あたりの純利益 | 0.60ドル | 1.63ドル |
1株あたりのコアFFO | 0.72ドル | 0.67ドル |
期末時点の運営中施設稼働率 | 97.5% | 96.3% |
賃貸契約発効 | 約360万㎡ | 約380万㎡ |
既存施設におけるリース契約時の実質賃料上昇率(会計上) | 18.8% | 15.6% |
同一施設NOI上昇率(会計上) | 4.1% | 2.6% |
- 約6億4,890万ドル(約733億2,570万円*)の投資
- 約5億1,550万ドル(約582億5,150万円*)の新規開発スタート
- 約1億3,340万ドル(約150億7,420万円*)の物流施設を取得
- 約3億6,630万ドル(約413億9,190万円*)の物流施設を安定稼働へ
- 約6億2,910万ドル(約710億8,830万円*)の物流施設・開発用地を売却またはファンド移管(安定稼働後のキャップレートは4.9%)
【2018年のガイダンス(収益予想)】
修正前 | 修正後 | |
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1株あたりの純利益 | 2.67ドル ~ 2.73ドル | 2.68ドル ~ 2.72ドル |
1株あたりのコアFFO3.0033 | 3.00ドル ~ 3.04ドル | 3.01ドル ~ 3.03ドル |
年度末の施設稼働率973 | 97.00% ~ 97.50% | 97.00% ~ 97.50% |
同一施設のNOI上昇率(プロロジス持ち分) | 4.70%~ 5.20% | 4.70%~ 5.20% |
ストラテジックキャピタルからの収益(ファンド運営からの手数料収入を含む) |
3億3,800万ドル~3億5,800万ドル |
3億5,400万ドル~3億6,400万ドル (約400億200万円~411億3,200万円*) |
一般管理費 | 2億2,700万ドル~2億3,700万ドル (約256億5,100万円~267億8,100万円*) |
2億3,500万ドル~2億4,000万ドル (約265億5,500万円~271億2,000万円*) |
開発利益 | 4億5,000万ドル~5億ドル (約508億5,000万円~565億円*) |
4億5,000万ドル~5億ドル (約508億5,000万円~565億万円*) |
保有物流施設の安定稼働化 | 21億ドル~23億ドル (約2,373億円~2,599億円*) |
23億ドル~25億ドル (約2,599億円~2,825億円*) |
開発着手 | 28億ドル~32億ドル (約3,164億円~3,616億円*) |
29億ドル~32億ドル (約3,277億円~3,616億円*) |
物流施設の取得 | 5億ドル~8億ドル (約565億円~904億円*) |
6億ドル~8億ドル (約678億円~904億円*) |
物流施設・開発用地の売却 | 22億ドル~26億ドル (約2,486億円~2,938億円*) |
24億ドル~26億ドル (約2,712億円~2,938億円*) |
物流施設のファンド移管 | 20億ドル~24億ドル (約2,260億円~2,712億円*) |
22億ドル~24億ドル (約2,486億円~2,712億円*) |
* 1米ドル=113円換算
本資料は2018年10月16日(現地時間)に世界本社で発表したリリースの抄訳を当サイトに掲載したものです。