プロロジス(世界本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ)は2016年4月19日(現地時間)に2016年第1四半期(1月~3月)の決算結果を発表しました。
プロロジス会長 兼CEOのハミード モガダムは、「2016年は、素晴らしい滑り出しとなりました。我々が進出しているほとんどのマーケットにおいて、運営面の状況は非常に良く、想定以上でした。潜在的な経済が示す以上に、消費とeコマースは早いスピードで拡大しており、いずれも我々の成長を後押ししています。これらの要因と我々の投資戦略が相まって、第1四半期の運営面、財務面における素晴らしい結果につながりました。」と述べました。
また、最高財務責任者のトム S. オリンガーは、「先週行った融資枠の見直しと円建ての融資枠によって、コミットメントライン(一定期間内に誓約されている融資限度額)の合計が34億ドル(約3,808億円*)に達しました。資金調達は、魅力的な条件で結ばれており、我々は流動性を一層高めることができました。ムーディーズとS&P による格付けは、第1四半期中にBaa1/BBB+の『安定的』から『ポジティブ』へと変更されました。これによって、継続的に改善してきたバランスシートはさらに良いものになっていくでしょう」と述べました。
【2016年第1四半期(1月~3月)の実績】
2016年
第1四半期 |
2015年
第1四半期 |
備考 | |
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1株あたりのコアFFO |
0.61ドル
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0.49ドル
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2015年同期比24%上昇 |
期末時点の運営中施設稼働率 |
96.10%
|
95.90%
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賃貸契約締結 |
430万㎡
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364万㎡
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既存顧客契約更改率 |
84.40%
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86.30%
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既存施設におけるリース契約時の実質賃料上昇率(会計上) |
16.20%
|
9.70%
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同一施設NOI上昇率 (会計上) |
5.60%
|
3.50%
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- 約2億7,100万ドル(約303億円*)の投資
- 約1億9,300万ドル(約216億円*)の新規開発スタート(うち41.5%がBTS型施設)
- 約7,800万ドル(約87億円*)の物流施設を取得
- 約5億1,100万ドル(約572億円*)の物流施設を安定稼働へ
- 約8億3,000万ドル(約929億円*)の物流施設・開発用地を売却またはファンド移管(安定稼働後のキャップレートは5.7%)
- 1株あたり純利益0.39米ドル(前年同期0.65米ドル)
【2016年のガイダンス】
- 2016年のコア FFO ガイダンス、1株当たり2.50ドル~2.60ドル
- 1株あたり純利益、0.87ドル~0.95ドル
- 2016年末時点の運営中施設の稼働率、96.0%~97.0%
- 同一施設のNOI上昇率、4.0%~4.5%(プロロジス持分)
- 20億ドル~22億ドル(約2,240億円~2,464億円*)の物流施設を安定稼働へ
- 18億ドル~23億ドル(約2,016億円 ~2,576億円*)の新規開発スタート
- 4億ドル~7億ドル(約448億円~784億円*)の物流施設取得
- 17億ドル~22億ドル (約1,904億円~2,464億円*)の保有物流施設と開発用地の売却
- 9億ドル~12億ドル(約1,008億円~1,344億円*)をファンドへ移管
- 1億8,000万ドル~1億9,000万ドル(約201億円~213億円*)のファンド運営からの収益
- 2億1,800万ドル~2億2,800万ドル(約244億円~255億円*)の一般管理費
- 1億5,000万ドル~2億ドル(約168億円~224億円*)の開発利益
- 2016年の予想年間分配金、1.68ドル(2016年第1四半期実績を年換算し算出)
1米ドル=112円換算
本資料は2016年4月19日(現地時間)に世界本社で発表したリリースの抄訳を当サイトに掲載したものです。