物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内)は、文化シヤッター株式会社(本社:東京都文京区(以下、文化シヤッター))と、停電時に非常用電源で開閉可能な電動シャッターを共同開発し、特許を出願中であることを発表しました。
このたび両社が共同開発したのは、商用電力を発電機用の電源に切り替える電源切替盤を内蔵した電動シャッターです。同様の電動シャッターはこれまでになく、従来の電動シャッターは、停電時に開閉させることは容易ではありませんでした。本製品は、電源切替盤をつけたことで、ポータブル発電機等をつなげば、停電時でもシャッターを開閉することができます。本製品を使用した物流施設の入居企業にとっては、災害等による停電時にもシャッターを稼働させ、荷物搬出などの事業継続が可能となります。
今回の共同開発は、プロロジスが2012年から取り組んでいる運営中物流施設の設備見直しがきっかけとなりました。プロロジスは、災害時における入居企業の事業継続をサポートするため、運営中施設に、非常用発電機やシャッターへの電源切替盤の設置を進めていました。この過程で、プロロジスで設計や施工管理を担うコンストラクション・マネジメント部が、シャッター側部のガイドレールに電源切替盤を納めるアイデアを出し、文化シヤッターに製品化を提案。昨年12月に製品化が実現し、5月15日より文化シヤッターが販売を開始しました。プロロジスは、今後開発する物流施設に本製品を採用する予定です。