「PARKlife」は、物流施設で働く人たちの環境を豊かにするプログラムです。自然やアートを取り入れ、健康やウェルビーイングをサポート。今回のブログでは、世界各地の「PARKlife」事例をご紹介します。

2018年、イギリスにあるプロロジスの物流施設で、入居カスタマーの従業員から「休憩中に自然や新鮮な空気を楽しめる空間が職場の近くにあったらいいのに…」という声が上がりました。この声をきっかけに、物流施設で働く人々の職場環境を豊かにするプログラム「PARKlife」が立ち上がりました。

■ 職場を豊かにする多様な空間づくり

プロロジスは「PARKlife」として、公共アート、生物多様性や野生動物保護プログラム、カフェテリアやリラクゼーションルーム、スポーツ空間や健康をサポートする設備など、物流施設で働く皆様に多様な空間をご提供しています。

ここからは、世界各地の「PARKlife」事例をいくつかご紹介します。

【イギリス】

多くの物流施設に、地域の人々にも開かれた緑地が設けられており、施設で働く従業員の皆様が休憩時間や仕事終わりに散歩やジョギング、サイクリングを楽しめるようになっています。

また、大規模な自然保護区、運動器具を備えたトリムトレイル*1、自転車のメンテナンスステーションなども整備しており、地元の行政からも、地域社会への貢献や独自性のある取り組みとして高く評価されています。

イタリア・ミラノ近郊ローディにあるプロロジス物流施設の壁面アート

【イタリア】

イタリア・ミラノ近郊の都市ローディでは、世界を舞台に活躍するイタリア人都市芸術家8名※2の手によって、4万平方メートルに及ぶ物流施設の壁面や貯水池がパブリックアートへと生まれ変わりました。

今後、レクリエーションエリアや、施設で働く従業員や来訪者がゆったりと休息できる日陰スペースの設置などを計画しています。

【フランス】

フランス北部の湾岸都市、ル・アーヴルの物流施設では、フランス発祥の球技「ペタンク」のコートが新たに設置されました。

コートの設置を記念して、プロロジスのカスタマー・エクスペリエンス・チームとフランスのカスタマーが集まり、ペタンクを通じて親睦を深めるイベントが開催されました。

フランスのル・アーブルにあるプロロジス物流施設に設置された「ペタンク」のコート

■ プロロジスに関わるすべての人の「暮らしの質」を高める物流施設へ

メキシコの物流施設に設置された「フリーライブラリー」

【メキシコ】

メキシコのプロロジスパークでは、従業員同士が本を共有・寄付・交換できる「フリーライブラリー」が設置され、読書の楽しみを分かち合える場となっています。

また、物流施設敷地内にはスポーツやレクリエーションのためのコートやフィールド、バーベキュー設備が整っており、サッカーやバスケットボール、バレーボールなどのトーナメントや、チームビルディングイベントが行われています。

【日本】

「プロロジスパーク八千代1」では、プロロジスの担当者たちが、施設の利用者に自然とのつながりを感じてもらえるよう、バイオフィリア※3の要素を取り入れたカフェテリアをデザインしました。

また、カスタマーからは「カフェテリアに設置された卓球台が施設で働く人々の満足度を高め、ウェルビーイングの向上や帰属意識の醸成にも役立っている」といった声もいただいています。
 

プロロジスパーク八千代1(ギャラリー カフェテリア4|768574)

プロロジスが「PARKlife」のコンセプトとして大切にしているのは、物流施設に関わるすべての人が、仕事だけではなく日々の暮らしも豊かに感じられることです。私たちは、世界中のカスタマーのビジネスと、施設で働く人々が健やかに成長できるよう、施設の一角の小さな図書館のような工夫から、大きな仕組みまで、幅広く取り組んでまいります。


本記事は、米国本社のブログ「PARKlife: at the intersection of work and play」の抄訳です。

※1 屋外のフィットネスコース
※2「ストリートアート」など、都市そのものをキャンパスに見立てて作品を展開する芸術家
※3「バイオ(生物・生命)+フィリア(愛着)」の造語-自然光や植物、水、木材など自然を取り入れることで、心身の健康や、生産性の向上を図ることが可能