プロロジスが協賛する国際公募展「HERALBONY Art Prize 2024」。世界28ヵ国から1,973作品の応募があったこの公募展の授賞式が、8月8日(木)にパレスホテルで行われました。アーティストや関係者を招いた授賞式の様子と、展示会についてお知らせします。 |
ヘラルボニーが初主催した「HERALBONY Art Prize 2024」。障害のあるアーティストから作品を募り、二度の審査を経て受賞作品が決定し8月8日に授賞式が行われました。
グランプリは、仙台市在住の浅野春香さんの作品「ヒョウカ」。世界28カ国・924名のアーティストによる応募作品総数1,973点の頂点に輝きました。満月の夜の珊瑚の産卵をテーマに、切り広げた米袋に満点の星空や宇宙、満月などのモチーフが緻密に描かれた作品です。
浅野さんには、創作活動の奨励資金として賞金300万円が贈られるほか、ヘラルボニーと作家契約を締結し、作品のライセンス起用が予定されているそうです。さらに、7名が企業賞を受賞、4名が審査員特別賞を受賞されました。
グランプリの作品タイトル「ヒョウカ」に込められた思い
授賞式には国内外から集まった受賞作家やご家族、審査員、スポンサー企業の関係者などが招かれました。受賞作の紹介とともに審査員や、受賞作家の皆さんもスピーチをされ、喜びにあふれた授賞式でした。
スピーチでは、アーティストが何を考え、どのような思いで創作活動をしているか、その一端を伺い知ることができました。グランプリの浅野さんの作品タイトル「ヒョウカ」は、「評価されたい」という思いから来ているそうです。受賞作家の一人のスピーチで「家族とこの場に来られてうれしいです。絵を描き続けてきて良かったです」というコメントも印象的でした。
「評価されたい、自立していたい、家族の負担ではなく誇りでありたい」という思いは障害のある方のみならず誰もが持つ感情です。しかしながら社会に立ちはだかるさまざまな障害よって難しい面もあるのが実情です。ヘラルボニーの取り組みが、違いを個性として認め合い、障害の有無に関わらず才能が正当に評価される社会の実現へとつながればと願っています。
「プロロジスパーク盛岡」から始まったヘラルボニーとのご縁
プロロジスのヘラルボニーとのご縁は2022年から始まりました。岩手県のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク盛岡」の内装に、ヘラルボニーの契約アーティストの作品を起用したことがきっかけです。
プロロジスは、会社の文化として、DEIB(Diversity, Equity, Inclusion& Belonging / 多様性・公平性・インクルージョン・帰属意識)を重視しています。ヘラルボニーの事業活動および当コンペティションは、プロロジスのDEIB推進の取り組みに合致するものであることから協賛に至りました。
異彩作家の62作品が集う展覧会が開催中
「HERALBONY Art Prize 2024」グランプリを含む受賞作品および二次審査を通過した作品は、展覧会にて一般公開されています。総勢58名による全62点の作品が一堂に展示されていますので、ぜひお気に入りの作品・作家を見つけて頂けると幸いです。
「HERALBONY Art Prize 2024」展覧会 | |
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会期 | 2024 年 8 月 10 日(土)〜 9 月 22 日(日) |
会場 | 三井住友銀行東館 1F アース・ガーデン(東京都千代田区丸の内 1-3-2) |
主催 | 株式会社ヘラルボニー |
料金 | 入場無料 |
詳細 | 「HERALBONY Art Prize 2024」展覧会 |
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